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6輪のF1マシン「タイレル・P34 フォード」は1976年に富士を走った個体だった

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 原田 了(HARADA Ryo)

購入した個体を参考に1/20スケールを製作

そんなティレルP34/3-2は、1976年の富士スピードウェイでのレース終了後にタミヤが購入。ティレル本社に取材を重ねるとともに、この個体を参考にしてタミヤのヒット作となる1/20スケールのグランプリコレクションの第1弾として、1976年モデルがタイレルP34シックスホイーラーとして登場。それ以降も1977年の後期モデルも含めて、いくつかのGPレース仕様をモデルにグランプリコレクションとして販売されている。

さらにスケールを変えての商品も登場するなど、ティレルP34(当初はタイレルP34)はタミヤのF1GPマシンのラインナップで重要なポジションを占めている。今回のブースでは、1976年式ティレルP34 フォードをメインに据えながら、その周囲には各種スケールで各種仕様の、バラエティに富んだティレルP34が、文字どおり“脇を固める”演出が見られた。

もうひとつ、展示で気になったのはパーツを並べるパーツパネルコレクション。これまでに2輪のロードレーサーではいくつか商品化されているが、今回のオートモビルカウンシルでは1976年のF1GP最終戦、富士仕様でのパーツパネルコレクションとして展示されていたこと。どうやらタミヤはこちらの製品化も進めている、との情報も漏れ聞こえてきた。F1GPのオールドファンやティレル・マニアなら絶対に手に入れたい逸品となるはず。期待して続報を待ちたい。

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  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • ライター。現在の愛車は、SUBARU R1、Honda GB250 クラブマン、Honda Lead 125。クルマに関わる、ありとあらゆることの探訪が趣味。1955年、岡山県倉敷市生まれ。モータースポーツ専門誌の地方通信員として高校時代にレース取材を開始。大学卒業後、就職して同誌の編集部に配属。10年間のサラリーマン生活を経て90年4月からフリーランスに。モータースポーツ関連の執筆に加え、オートキャンプからヒストリックカーイベントまで幅広く取材。現在ではAMWに、主にヒストリー関連コラムを執筆。またライフワークとなった世界中の自動車博物館歴訪を続け、様々な媒体に紹介記事を寄稿している。
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