購入した個体を参考に1/20スケールを製作
そんなティレルP34/3-2は、1976年の富士スピードウェイでのレース終了後にタミヤが購入。ティレル本社に取材を重ねるとともに、この個体を参考にしてタミヤのヒット作となる1/20スケールのグランプリコレクションの第1弾として、1976年モデルがタイレルP34シックスホイーラーとして登場。それ以降も1977年の後期モデルも含めて、いくつかのGPレース仕様をモデルにグランプリコレクションとして販売されている。
さらにスケールを変えての商品も登場するなど、ティレルP34(当初はタイレルP34)はタミヤのF1GPマシンのラインナップで重要なポジションを占めている。今回のブースでは、1976年式ティレルP34 フォードをメインに据えながら、その周囲には各種スケールで各種仕様の、バラエティに富んだティレルP34が、文字どおり“脇を固める”演出が見られた。
もうひとつ、展示で気になったのはパーツを並べるパーツパネルコレクション。これまでに2輪のロードレーサーではいくつか商品化されているが、今回のオートモビルカウンシルでは1976年のF1GP最終戦、富士仕様でのパーツパネルコレクションとして展示されていたこと。どうやらタミヤはこちらの製品化も進めている、との情報も漏れ聞こえてきた。F1GPのオールドファンやティレル・マニアなら絶対に手に入れたい逸品となるはず。期待して続報を待ちたい。





































