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珠玉のクラシックカーが参加!タイムラリーを広めたコッパディ小海は34回目の開催へ

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TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 奥村純一(OKUMURA Junichi)

  • 2025年4月19日、20日の週末は全国各地でヒストリックカーのイベントが行われた。小海町のガトーキングダム小海を拠点に行われたのは34回目の“コッパディ小海”
  • 2025年4月19日、20日の週末は全国各地でヒストリックカーのイベントが行われた。ここ小海町ガトーキングダム小海を拠点に行われたのは34回目の“コッパディ小海”
  • 初回開催時より小海町による万全の協力体制により34回目を迎えた“コッパディ小海”拠点となるのは、ガトーキングダム小海ということもあり、運営するシャトレーゼのバームクーヘンが参加車見学者スタッフへと振る舞われた
  • 初回開催時より小海町による万全の協力体制により34回目を迎えた“コッパディ小海”拠点となるのはガトーキングダム小海ということもあり、運営するシャトレーゼのバームクーヘンが参加車見学者スタッフへと振る舞われた
  • 中央の人物はコッパディ小海を監修する岡田邦雄氏、左は大会長である黒澤弘小海町長
  • コマ図と呼ばれるルートマップ。距離や時間などの指示に従い愛車を走らせる
  • 希少なアバルト シムカで34回目の“コッパディ小海”に参加するのは、数々の名車のデザインして名を馳せたカーデザイナー中村士郎氏、毎年、このイベントには愛車で参加している氏であるがアバルト シムカでの道中の渋滞はしんどかったそうだ
  • 34回目の“コッパディ小海”スタート地点となるガトーキングダム小海に全国より集まったヒストリックカーたちがスタートを待つ
  • 黒澤町長と見学のちびっこたちにより振り下ろされる旗を合図に1台ずつがスタート。戦前のオースティン セブンは地元長野県からエントリー
  • 1949年式のシアタ アミカが小海町黒澤町長と見学のちびっこたちにより振り下ろされた旗を合図にスタート
  • 34回目の“コッパディ小海”早迫親子組の1957年式アルピーヌA106がガトーキングダム
  • 34回目の“コッパディ小海”大西夫妻組の1958年式アルファ ロメオ ジュリエッタ スパイダー ヴェローチェがガトーキングダム小海をスタート
  • ガトーキングダム小海を出発したエントラント、最初のチェックポイントは道の駅“八千穂高原”ここで立ち寄った証となるスタンプを押して、次なるチェックポイントへと向かう
  • この日、2カ所目となるチェックポイントはガレージなどの建設メーカーであるカクイチ製作所、駆け込んできたのは1964年式ルノー ドーフィン ゴルディーニ敷地内ではPC競技が行われる
  • この日、2カ所目となるチェックポイントはガレージなどの建設メーカーであるカクイチ製作所、続けて敷地内では到着した順番にPC競技が行われる
  • そろそろ気温も高くなってくるこの時期、カクイチガールズにより飲料水がエントラントに配られた、エアコンのないヒストリックカーのオーナーたちも気の利いたサービスに大喜び
  • この日、2カ所目となるチェックポイントはガレージなどの建設メーカーであるカクイチ製作所、続けて敷地内では到着した順番にPC競技が行われる
  • 34回目の“コッパディ小海”今年最古の参加車両は坂口、池田組の1924年式ブガッティT13ブレシア、先踏みと呼ばれるPC競技に挑む
  • 34回目の“コッパディ小海”2カ所目となるチェックポイントはガレージなどの建設メーカーであるカクイチ製作所、その敷地内では先踏みと呼ばれるPC競技が行われた
  • 34回目の“コッパディ小海”2カ所目となるチェックポイントはガレージなどの建設メーカーであるカクイチ製作所、その敷地内では先踏みと呼ばれるPC競技が行われた
  • 佐久スキーガーデンパラダでも本日3回目のPC競技が行われた。11号車は内野、安井組の1957年式フィアット アバルト750GTザガート
  • 佐久スキーガーデンパラダでも本日3回目のPC競技が行われた。岩本、笹本組の1972年式のバンディーニ1000SPはまんまレーシングカー、高らかな快音を奏でていた
  • 佐久スキーガーデンパラダでも本日3回目のPC競技、小幡夫妻組の1966年式モーリス ミニ スプリントはルーフをチョップトップし全面投影比を小さくしたスペシャルボディを纏ったミニだ
  • 小海町を出発し、嬬恋から浅間山をぐるりと一周する約250kmのコース、心地の良いワインディングロードを駆け抜ける“コッパディ小海”参加車両たち
  • 小海町を出発し、嬬恋から浅間山をぐるりと一周する約250kmのコース、心地の良いワインディングロードを駆け抜ける“コッパディ小海”参加車両たち
  • アートビレッジ明神池の周回路を使ってのPC競技をする参加車両たち、今回は桜がピークということもあり希少なヒストリックカーと桜の写真を収めようという見学客も多いポイントであった
  • アートビレッジ明神池の周回路を使ってのPC競技をする参加車両たち、今回は桜がピークということもあり希少なヒストリックカーと桜の写真を収めようという見学客も多いポイントであった
  • アートビレッジ明神池の周回路を使ってのPC競技をする参加車両たち、今回は桜がピークということもあり希少なヒストリックカーと桜の写真を収めようという見学客も多いポイントであった
  • アートビレッジ明神池の周回路を使ってのPC競技をする参加車両たち、今回は桜がピークということもあり希少なヒストリックカーと桜の写真を収めようという見学客も多いポイントであった
  • 2日目の見どころはガトーキングダム小海の敷地内道路を占有して行われるヒルクライム競技、各車快音をなびかせてコースを駆け上がる
  • 2日目の見どころはガトーキングダム小海の敷地内道路を占有して行われるヒルクライム競技、各車快音をなびかせてコースを駆け上がる
  • 2日目の見どころはガトーキングダム小海の敷地内道路を占有して行われるヒルクライム競技、各車快音をなびかせてコースを駆け上がる
  • 2日目の見どころはガトーキングダム小海の敷地内道路を占有して行われるヒルクライム競技、各車快音をなびかせてコースを駆け上がる
  • 2日目の見どころはガトーキングダム小海の敷地内道路を占有して行われるヒルクライム競技、各車快音をなびかせてコースを駆け上がる
  • コッパディ小海は各クラスに分けた表彰も魅力、参加すれば何かは必ず商品がゲットできるのも嬉しい
  • 34回目の“コッパディ小海”スタート地点となるガトーキングダム小海に全国より集まったヒストリックカーたち
  • アートビレッジ明神池の周回路を使ってのPC競技をする参加車両たち、今回は桜がピークということもあり希少なヒストリックカーと桜の写真を収めようという見学客も多いポイントであった
  • 小海町を出発し、嬬恋から浅間山をぐるりと一周する約250kmのコース、心地の良いワインディングロードを駆け抜ける“コッパディ小海”参加車両たち

70台の名車がエントリー

現在はいくつもの団体により、国内各地で開催されているヒストリックカーラリー。芸能人の参加が話題になることや、地域の活性化などの目的としても注目度も高いことから、クルマ好き以外からも認知されている自動車趣味&イベントのひとつです。そのなかから2025年4月19日〜20日に開催された「コッパディ小海」を紹介します。

今から35年前に長野県南佐久郡小海町で誕生した自動車イベント

2025年で第34回目の開催となるコッパディ小海。兵庫県神戸市で行われた六甲モンテミリアや、淡路タルガフローリオといった公道を使ったヒストリックカーイベントに続き、1990年に長野で初開催という歴史を持つ。世界中を襲ったコロナの大流行により1度の開催を見合わせたが、毎年多くのエントラントと多くの見学客の楽しみにしている。

スタート地点のガトーキングダム駐車場にはエントラントを乗せた各国の名車たちが勢揃い。また、運営をするガトーキングダム小海のシャトレーゼからバームクーヘンが振る舞われるなどのサプライズがあり、一般の見学客も大歓迎している。

今回のエントリーで最古の車両は1924年式のブガッティ「T13ブレシア」、ライレー「9 スペシャル」といった戦前車。1950年代から1960年代の車両が一大勢力となって約70台が参加した。そんなヒストリックカーたちが挑むのは八千穂高原から蓼科を経由し嬬恋へ、そして雄大な浅間山を望みながら軽井沢を経て小海へと戻る約250kmというコースだ。

愛車との対話を楽しむにはもってこいの山岳コースは、コースミスさえ気をつけていれば、適度な高低差のなかのコーナリングを楽しむ絶好のルートとなっている。開催時は、ちょうど春の芽吹きを感じる浅間山周辺をぐるりと回りながらのワインディングロード周辺の景色は新緑がまばゆい季節。競技とはいえ愛車の鼓動を感じるには最高に心地良い舞台に違いない。

今回は4個所にPC会場が設けられた

そして、そのルート途中に設けられたいくつかのチェックポイントでは、通過証明のスタンプに加えて、決められた区間を設定されたタイムで走行するPC競技が行われた。いかに正確に走行するかを競うPC競技は、1/100秒を競う。通称“線踏み”と呼ばれ、練習会も行われるほど熱心な愛好家も多い。

また、このPC競技は現在行われている多くのヒストリックカーラリーでは、その合計タイムによる採点で勝敗を決定されている、じつは、これのPC競技はコッパディ小海が持ち込んで一般的になった競技と言える。

スタート直後にあるガトーキングダ小海の駐車場でのパイロンスラロームからのまずひとつ目の計測があり、ガレージ事業も展開するカクイチ製作所東部工場、佐久スキーガーデン「パラダ」、アートヴィレッジ明神館明神池と、今回のコースに4カ所のPC会場が設けられていた。

アートヴィレッジ明神館明神池は、ここ数年のコースということもあり、池沿いには見ごろを迎えた桜とクラシックカーを収めようとカメラを構えた見学客も多数見られた。ハンドルを握るドライバーとストップウォッチなどの計測器を片手にタイムを指示するコ・ドライバーのコンビネーションの見せ所である。

まだ天候が不安定なこの季節、過去には春の嵐や大雪に見舞われた大会もあったが、34回目のコッパディ小海は初日のロングラン、2日目のヒルクライム競技は快晴に恵まれた。そんな2日間を走破した珠玉のクラシックカーたちのギャラリーも楽しんでいただきたい。

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