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ランドローバー「ディフェンダー」は過去最高の販売台数を記録!ジャガー・ランドローバーが連続黒字を更新中

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TEXT: AMW  PHOTO: Jaguar Land Rover Automotive PLC

バッテリー電気自動車生産に向けた新たなる工場設備と教育

素材開発においても進展があった。JLRとNovelis(ノベリス)は、車両の外装ドアやパネルに使用する高品位アルミニウムの新たな試験に成功した。

企業としての取り組みにおいても注目すべき動きがあった。レンジローバー・エレクトリックの生産準備のため、英国ソリハル工場では新たなEV生産ラインのテストに成功。また、ジャガーの電気自動車専用生産ラインの設置も同工場で行われており、変革の確実な進行を裏付けている。

さらに、英国ヘイルウッド工場は約300万ポンドを投じた新アカデミーを開設。現職および新規採用社員に対して、電動化技術とアジャイルスキルの訓練を提供している。加えて、JLR財団は初年度に250万ポンドを拠出し、同社が大規模な事業展開を行う地域社会における子どもや若者に、将来のリーダーとしての可能性を開く支援活動を行っていることも特筆に値する。

JLRは2025年度、10四半期連続で黒字を達成し、純負債ゼロの目標も達成した。現在は、ディフェンダーの記録的な販売、タイプ00の発表、そしてレンジローバー エレクトリックの発売準備と、さらなる躍進に向けて歩みを進めている。

AMWノミカタ

JLRの年間の収益が過去10年で最高を記録した。とくにランドローバーはどのモデルも販売が好調で、新しい動きも見られた。「レンジローバー スポーツ」は前年比で19.7%も販売が伸び、俳優テオ・ジェームズの広告キャンペーンが効果を発揮しているとは驚く。

日本でもSNSで展開されているのでご覧になった方も多いと思うが、ブルーのレンジローバー スポーツが大邸宅の車寄せに続く階段をそのまま駆け上り玄関にクルマを横付けする30秒のムービーである。ダイナミックなパフォーマンスと、どんな路面も選ばないワイルドさがうまく表現されている。また、来たるべきBEVの時代に向けてPHEVの販売が増加していることもJLRにとっては安心できる材料であろう。

ジャガータイプ00も日本で公開された。Eタイプのロングノーズ、ショートデッキの面影を残しつつもまったく新しい未来から来た乗り物のような強烈な存在感を放つモデルである。日本の顧客にどのような評価をされるのか興味深い。

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