成長を応援するKYOJOの魅力とは
そして翌日、母の日当日は、静岡県の富士スピードウェイで開催されたカーレース「KYOJO CUP」取材へ。KYOJOとは「競争女子」の意味で、まさに女性限定のレース。これが近年、なかなか盛り上がっているのよ~。わたくしも何度かオンラインで観戦しているけど、今回はリアル観戦。こちらも2025年5月10日(土)〜11日(日)の両日行われ、土曜日は業界に向けた勉強会も行われたけど、参加できなかったので日曜日だけ。
ジェンダーレスの時代と謳われて久しいけど、やはり体力や肉体構造的に女性ドライバーは不利。しかし、なかには男性顔負けの活躍をする方もいたし、これからも期待できるかも。KYOJOの魅力は、うら若き乙女たち(年齢問わず)がスピードに魅せられ、本気でバトルするところ。ある意味、初期のAKB48などと似ているのかも。皆さん推しメンがいて、その子たちが泣いたり笑ったりしながら成長する姿をファンは近くで応援しながら見られる……みたいな。ちょうどわたくしがパドックに到着したときにはトークショーが行われていて、多くのお客様に見守られていたわ。
2025年に創立9年目を迎えたKYOJO CUPはレジェンドレーシングドライバーの関谷正徳さまが立ち上げ、これまでの「VITA-01」から、2025年からはフォーミュラマシン「KC-MG01」に変更。また、レースもこれまでの予選と決勝を1日で行うスタイルから、土曜日に予選と周回数10周のKYOJOスプリント、日曜日に周回数を2周増やした12周で争われるKYOJOファイナルを行い、2日間楽しめるスタイルに。
わたくしは日曜日のKYOJOファイナルを観戦したけど、レース前はみんな和やか。トークショーのときも和気あいあい。レースになると本気のバトル。そしてマシンを降りた瞬間には、また素敵なレディに戻る……。
圧巻のポールトゥウィンで魅せた下野璃央選手の快走
レースは20台で争われ、86号車の下野璃央(しもの りお)選手(Dr.Dry with ITOCHU WECARS Team IMPUL)がぶっちぎりのポールトゥウィン。これは見事だったわ~。2位は7号車の翁長実希(おなが みき)選手(Kids com KDDP KC-MG01)。2024年にダンロップのトークショーでご一緒したけど、とても気配りのできる素敵な女性。
3位はなんと17歳の高校生ドライバー、38号車の佐藤こころ選手(TEAM OPTIMUS CERMO INGING)。もう、伸びしろしかないわ~っ! ちなみに、KYOJO CUPには若い独身女性ばかりでなく、お子さんがいるママも出場しているわよ~。
また、賞金にも驚いたわっ。優勝者にはなんと150万円! プロのゴルフでも、今や男子より女子ゴルフのほうがスポンサーが集まると聞いたことがあるけど、同じ現象が起きているのかも? レース後の記者会見では、翁長選手が「佐藤久実選手に憧れてレーシングドライバーを目指した」と話していたけど、まずは女性のトップを目指し、そしてそのあとはその先を狙う。頼もしいわ~。

ちなみに今ドキなのは、選手の皆様がキラキラネームなこと。こころちゃん、きれいちゃん、いつもちゃんなどなど、インパクトがあるし可愛い。覚えやすいわ~。
次戦のKYOJO CUPは、国内のフォーミュラカーレースの最高峰「スーパーフォーミュラ」と併催され、2025年7月19日(土)~20日(日)に富士スピードウェイにて。ますます刺激を受けて、アグレッシブな走りになるにちがいないわっ!













































