あの名デザイナーが来日…熱気に包まれた3日間
カーライフエッセイスト吉田由美の「なんちゃってセレブなカーライフR」。今回は、2016年より続いているクラシックカーのイベント「AUTOMOBILE COUNCIL(オートモビルカウンシル)2025」です。ジョルジェット・ジウジアーロ氏が来日し、大盛況となったイベントの様子をお伝えします。
開催10回目の特別なオートモビルカウンシル
2025年4月11日から13日の3日間、千葉県・幕張メッセにて「AUTOMOBILE COUNCIL(オートモビルカウンシル)2025」が開催されたわ。わたくしは11日のプレスデー&特別招待日と13日の2日間に行ってきましたの!
今回のテーマは、「クルマを愉しむ Classic Meets Modern and Future(クラシック ミーツ モダン アンド フューチャー)」。クルマはもちろん、アート、音楽、トークセッションなどを楽しむイベントよ〜。開催10回目を迎えた今回はとくに気合が入っていたわ〜。
何しろ、伝説の自動車デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロさまがこのイベントのために来日。ジウジアーロさまが最初にデザインした市販車は、「ゴードン・GT」。その後は、スーパーカーから大衆車まで幅広いクルマを手がけ、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でお馴染みのデロリアン「DMC-12」やロータス「エスプリ」、フォルクスワーゲン「ゴルフ」、フィアット「パンダ」まで、とにかくすごいのよ〜。日本車では、いすゞ「117クーペ」や、スズキ「キャリィ」も!
イベント前から自動車業界では盛り上がっていたわ。今回の特別企画展がジウジアーロさま特集で、各出展者のブースもジウジアーロさま絡みのクルマが多かったわ。
世界に1台のストラトス・ゼロに乗ると……
特別企画展では、1979年式のランチア「デルタ」や同年式のBMW「M1」など、往年の10台が展示されたわ。ひや〜っ、これだけでも凄いわ〜。でも、これだけではなくってよ!
たとえばマセラティは、ジウジアーロさまがデザインしたマセラティ「ギブリ スパイダー」と、最新のオープンモデル「グランカブリオ」。マツダは、初代「ルーチェ」のプロトタイプ「S8P」を展示。これもジウジアーロさまがベルトーネ時代に手がけたものよ。ここから最新のマツダデザイン「ヴィジョン クーペ」へとつながっているの。

ジウジアーロさま関連以外のクルマも豪華! 世界に1台しかないランチア「ストラトス・ゼロ」も登場。このクルマはオートモビルカウンシルの2週間前にCCCJ(クラシック・カー・クラブ・オブ・ジャパン)さまが主催したイベントに海外から出品されたのだけど、急遽延長して参加したらしいわっ。とにかくデザイン力が素晴らしくて、フロント部分が前に開いて乗り込むのよ。特別にわたくし、乗り込ませていただいたわ〜。狭いし、乗り込みにくいし、運転もしにくそうだけど……わくわくする〜〜〜!
ステアリングはドアの開閉に合わせて動き、メーター類は左側に表示されていて当時からするとかなり未来的。ライトやウィンカーもシーケンシャル。もしかしてその昔流行ったデコトラやデコチャリはここから来たのかしら?(笑)





















































