軽量ボディ、1.5Lエンジン、フロントミッドシップで進化し続ける4代目ロードスター
マツダ「ロードスター」がND型と呼ばれる4代目へとフルモデルチェンジしたのは、2015年。高剛性ながらグレードによっては1000kgを切る軽量化を実現。人馬一体というコンセプトの元に生まれたハンドリングマシンは、ドライビングテクニックを上達させる格好のクルマです。そんなNDロードスターでジムカーナ競技を楽しんでいるオーナーを紹介します。
自動車部に所属した学生時代からモータースポーツに参戦
2024年11月9日〜10日に岡山県の岡山国際サーキットで開催されたMAZDA FAN FESTA 2024 IN OKAYAMAのマツダファン・サーキットトライアル終了後、慣れた手つきで帰路に向けた荷造りを進めていた中嶋竜成さん。
「大学生の頃に自動車部に所属し、学生自動車連盟のジムカーナやダートトライアルに参戦していました。全日本学生大会への参戦経験もあるのですが、結果がダメで(苦笑)。このままではモータースポーツを辞められないと思い、社会人になっても続けるためにこのマツダ ロードスターを購入したんです」
愛車は2016年式のロードスターSスペシャルパッケージで、マツダコネクトやリアスタビライザーが追加されたモデルとなる。元々ジムカーナに使用されていて、購入したという。そのまま自身もジムカーナに参加するようになった。
ドライビング技術を学べるのがロードスターの魅力
中嶋さんは、普段ジムカーナのPN2クラスに参加している。これは排気量1500cc未満の後輪駆動車で、基本的に改造ができないクラスのため、実質的にロードスターのワンメイク競技となっているとのことだ。
「ロードスターは自分の操作がダイレクトにクルマに伝わるので、荒く運転すればそのまま挙動が乱れ、ごまかしがきかないクルマだと思います。だからこそ操っている感覚が楽しくて、運転していて楽しいんです。ジムカーナは、走行コースが当日発表されます。コースを覚えて、本番走行は2回だけ。技術力が試される勝負なので、面白いんですよ」
今回中嶋さんは、マツダファン・サーキットトライアルに挑戦。1台ずつ走行するジムカーナと違い、混走しながらいかにクリアラップを取って自分のベストタイムを叩き出すか? 慣れ親しんだ競技とは異なるサーキット走行の魅力にも、どうやら気づいてしまったようだ。
「一緒に走る方々の動きを見ながら、タイムを突き詰めるサーキット走行も楽しいですね。また来年も参加したいと思います」
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)