コンストラクター名はハヤシカーショップだった!
そんな与太話はともかく、シャシーに貼られたシリアルプレートには「形式:702B2、製造年月:72-1-31、車体番号:702-017、製作者:林」と刻印されていた。コンストラクター名もハヤシレーシングではなくハヤシカーショップとなっているのも新たな“発見”だった。
それはともかく、AであるかBであるかを問わず、702がこうしたイベントに顔を見せるのは非常に珍しいとのことで、自分自身も702が“走る”姿を見たのはこの日が初めてだった。そして主催者でもあるハヤシカーショップの林将一会長も
「(レストアが)完成し、イベントに出てくるんは初めてちゃうかな」
と顔を綻ばせていた。
この日は新たな出会いもあった。それは1971年式の東京技研F-Jと1972年式のアウグスタMkIIIの2台だ。もちろんその存在は知っていたが、現物にお目にかかるのはこの日が初めて。ともにこれまでにモータースポーツ専門誌で見かけたルックスとは異なり、特にアウグスタはEssoカラーではなく、どこかのイベントで展示されていたカラーリングを再現したものだとか。
あらためて、両車を設計した解良喜久雄さん(元トミーカイラ)や小野昌朗さんに当時のお話を聞きたいと思った次第。2回の走行セッションを終えた参加者は、鈴鹿サーキットのピット前に愛機を並べて記念写真に納まり、再会を期して解散していった。最後に、自らが手掛けた作品と一緒に記念写真に納まった林会長は、次回のFL festivalを秋に開催する予定に加えて、新たな仕掛けを考えていると漏らしていたが、FL大好き親爺ライターは、是非とも関わっていきたいと思った次第だ。













































