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テックアートがポルシェ911(992.2)に軽量なボディパーツと+100馬力のチューニングECUを開発・発売

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: TECHART

  • ポルシェ911(992.2カレラGTS)
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  • ポルシェ911:TECHARTリアスポイラーIII
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  • ポルシェ911:TECHARTエアロダイナミクス
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  • ポルシェ911(992.2カレラ/S/T)
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  • ポルシェ911:TECHARTリアスポイラーIII
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エクステリアとインテリアのモディファイ

2025年4月25日、ドイツのポルシェチューナーであるテックアートが「992.2」用のカスタマイズプログラムを発表しました。シャープなライン、大胆なカーボンスタイリングなど所有者の満足度を満たすアイテムを導入しています。詳細をお伝えします。

フロントバンパーにはこれまで以上に大型に

生産途中で比較的大きなマイナーチェンジを実施し、モデルレンジの延命を狙うプランは、ポルシェにとってはすでに一般的なものになりつつある。現行型の第8世代911、すなわち992型も、そのオフィシャルデビューは2018年のことだった。今回のマイナーチェンジで992.2型と呼ばれるようになったことで、さらに長いライフレンジが与えられることになったのは確実なところである。

2024年ドイツ本国では販売が開始された992.2型の911は、魅力が大きい。外観のアップデートはさほど大きなレベルではないが、フロントバンパーにはこれまで以上に大きなエアを入力するためのダクトが設けられ、その雰囲気はよりスパルタンなものになった。

カレラとGTSではルーバーの形状が異なり、ここで両車のデザインが差別化されているのも特徴である。もちろんリアセクションの造形も一新された。いわゆるロングテール的な処理が採用されることになった。もちろんこれらのフィニッシュはデザイン的な遊びではなく、エアロダイナミクスという機能を重視したものであるのは当然だ。

この992.2のチューニングに、ほかの誰よりも早く挑んだのは、ドイツのレオンブルグに本社を置くテックアートだった。同社はインテリアのアップグレードでその歴史をスタートさせ、エクステリアやエンジンとシャシーの強化とチューニング・アイテムを豊富なものにしてきた。一時はポルシェ純正の車載携帯電話のホルダーを設計、生産するサプライヤーとしての役割をも担っていたのだから、その製品の品質はやはりライバルを大きく超える。

エアロダイナミクスを意識したエアロパーツ

彼らがまず挑んだのは、エクステリアとインテリアのモディファイだ。それぞれのボディパネルを、より優ぐれたエアロダイナミクスを得るように細かくデザインを変更。さらに軽量化を図るためにカーボンコンポジッド素材を使用した。

実際にはカーボン製のフロントスポイラー、エアロウイング、リアデフューザー、ドアミラー。そしてフロントフェンダー後部に備わるエアアウトレットが、テックアート独自のデザインとして992.2には備わる。

2タイプのリアウイングが用意されるのと同様に、エグゾーストシステムも、左右2本出しか、それを中央部分にまとめたセンター2本出しの両タイプが選択できる。システム内にはバルブコントロール・システムも組み込まれている。そのため、早朝や深夜に家のガレージを出入りするときには、とても便利な機能だ。

最高出力は+110ps、最大トルクは+100Nmを得られた

エンジンチューニングのプログラムは、テックアートの専用ECUを使用して行われる。これは992.2では、カレラ、カレラS、カレラTに装着が可能だ。最高出力は+110ps、最大トルクは+100Nmのエクストラを得ることを可能とした。またそれに対応してシャシーの強化パーツも発売されている。ドライバーにコーナーで絶対的な安定感を感じさせるスプリングキットが2段階で、また市街地などで便利なノーズリフトシステムもシャシーメニューのなかには用意されている。

インテリアのフィニッシュは、まさにカスタマーの好み次第。各種カーボンパーツや、長年にわたる熟年の技によって生み出される高級なレザーインテリアなどを取り入れられる。テックアートがほかのポルシェチューナーに大きな差をつける仕上がりをカスタマーは満喫することができるのだ。992.2のキャビンをスポーティーに演出するのも、また逆にラグジュアリーに演出するのも、それはカスタマーの意思とテックアートの技によるものということになる。

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