SUPER GTのレースカーへの憧れがきっかけ
全国各地で行われているオフ会。最近は、ボディ色ごとに分けて並べるのが恒例となっているようです。そのなかで当然目立つのがカスタムペイントを施した車両。会場を歩いている芝生の上で赤が映えるトヨタ「86」を発見しました。オーナーはSUPER GTに参戦している86を見て乗り始めた“カズさん”。彼の86はその影響どおりレーシーなカスタムが施された1台でした。外観だけでなく美しくディテールアップされたエンジンも必見です。
初めて購入した愛車はイジって楽しいZN6
今回のオフ会ではおそらくホワイトの次に多かったであろうボディカラーがレッドだ。実際にはブラックとは僅差だったが、やはり芝生の上で輝く赤いボディカラーはよく映えている。そんななかで発見したのが、ボディカラーと対照的なブラックボンネットやブラックホイールを組み合わせた1台だ。オーナーの“カズさん”に話を伺ってみた。
「このクルマは2018年式のブラックパッケージを新車で購入しました。じつは初めて買ったクルマなんです。昔SUPER GTの86を観ていてカッコイイなと思ったのがきっかけです。その後、調べたらアフターパーツも豊富にラインナップされていて、自分でイジる環境も整ってるというのが決め手で、購入を決意しました。実際に色々カスタムもできるし楽しいです」
赤いボディカラーに映えるブラックのパーツをバランスよく装着
購入当初にまず装着したTRDのエアロは、フロントスポイラー、サイドスカート、リアスポイラーだけではなく、ホイールアーチに装着するエアロタービュレーターやドア下に取り付けるサイドスタビライジングカバー。リア窓下のエアロスタビライジングカバーなども装着している。
これに加えて巨大なダクトが目を惹くカーボンボンネットはトヨシマクラフト製で、ステー部分のみボディカラーとしたカーボンリアウイングはノブレッセ製。そしてボディカラーでペイントしたルーフスポイラーはローエン製だ。チョイスしたパーツを徐々に追加していき、現在の姿になったそうだ。カーボン地や後述するホイールを含めたブラックのパーツをバランスよく装着することで、スポーティなスタイルとなっている。
エンジンルームは赤でコーディネイト
ホイールは、レースカーなどにも装着されていたNISMOのLM GT4に憧れていた“カズさん”がチョイスした同じ5スポーク形状のADVANスポーツ GTビヨンドで、フロント19×8.5J+45、リア19×9.5J+44。タイヤはフロント225/35R19、リア235/35R19をそれぞれチョイスしている。
エンジンルームを見せてもらうと、美しくカラーコーディネイトされていた。タワーバーや車高調、そしてインテーク周りにBLITZをチョイスすることで、インマニとともにエンジンルームをレッドで統一している。もちろん美しいだけではなく、HKSのエキマニやトラストのオイルクーラーなどを装着し、HKSのECUを使用することでパフォーマンスも向上。見た目だけでなく走っても楽しい1台となっているそうだ。
