28万人が目撃した新型M2の進化!SP 3Tクラス優勝
他クラスでは、新型BMW M2 レーシングがSP 3Tクラスで優勝。この車両はBMW Mモータースポーツが送り出す新たなエントリーモデルで、今後市販予定の完成型プロトモデルとなる。ドライバーを務めたのは、イェンス・クリングマン(ドイツ)、チャールズ・ワーツ、ウーゴ・デ・ワイルド(ともにベルギー)、そしてジャーナリストのマイケル・ブロィティガム(ドイツ)。市販前の最終耐久テストを兼ねたこのレースで、高い信頼性とパフォーマンスを実証した。

BMWのプライベートチームも躍進!計7クラスでの勝利
BMWはワークスだけでなく、プライベートチームも各クラスで強さを見せた。
SP10クラス:AVレーシング・バイ・ブラックファルコンのBMW M4 GT4 EVOが優勝
BMW M240iクラス:アドレナリンモータースポーツのBMW M240i レーシングが勝利
VT2・後輪駆動クラス:同チームのBMW 330iがクラス制覇
BMW 325i(rent2Drive-Racing):別のVT2クラスで勝利
SP3クラス:ラベノール・モータースポーツby MDMレーシングのBMW 318tiが優勝
このように、BMWはトップカテゴリーのみならず各カテゴリーで合計7クラス制覇を果たし、ブランドとしての総合力の高さを改めて証明した。
【AMWノミカタ】
2025年のニュルブルクリンク24時間耐久レースは、スタート直後に2時間半の赤旗中断が発生するなど波乱の幕開けとなった。そのなかにあって、技術力と戦略力の両面で抜群の存在感を示したのがBMWである。5年ぶりとなる総合優勝に加え、計7クラスで勝利を収めた。
特筆すべきは、トップカテゴリーに唯一エントリーしたM4 GT3 EVOが24時間を走り抜き、勝利を収めた点である。1台体制というハンデを跳ね返したこの結果は、チームとマシン双方の完成度の高さを証明するものだ。
もうひとつの大きな成果は、新型M2 レーシング(競技用車両)によるSP 3Tクラス優勝である。これは市販直前のテストという意味合いを持ちながらも、実戦での耐久性と競争力を示した意義深い勝利であった。今後、アマチュアレーシング界での普及も大いに期待される。
そして今週末には、再びスパ・フランコルシャンで24時間レースが開催される。BMWの勢いがどこまで続くのか、次なる戦いにも注目が集まる。

















































