走る・曲がる・止まるが硬質ながらしなやかにバランス
走ってまず感じたのは、ボディの硬さだ。RE:Revolutionパッケージとして開発を進めている補強パーツ群が効果を発揮しているのだろう。フロアまわりの剛性を高くしたクルマ独特の、ボディの応答の良さがある。
KWのサスペンションキットは、引締まっていて、前8kgf、後ろ9kgfのバネの反発力を難なく抑え込む程度にダンピングが効いていて、いかにもサーキット向けのセッティングといった乗り味。ただ、無暗にゴツゴツと硬いわけではなく、サスペンションの動き出しが滑らかで、意外に乗り心地は悪くない。このあたり、ダンパーのフリクションの少なさもさることながら、ボディの剛性アップ効果も効いているのではないかと思う。
サーキットのタイムが狙えるサス設定とクロスミッション
コーナーリング中のロールバランスは、リヤを踏ん張らせてノーズをインに向けていくタイプ。高速コーナーの先でさらにカーブが絞られているような旋回ブレーキの場面でも、ステアリンス操作どおりにノーズがインを向いてくれる。また、この場面でブレーキを緩めていく時の制動力の抜け方がリニアで、コントロールしやすかった。すべてがサーキットでタイムを出す方向に向けてセットアップされている、そんなふうに感じられた。

またミッションは、1〜2速が3速寄りにクロスしているのと、ファイナルが低くなっていることも手伝って、高回転を維持してシフトアップ&ダウンすることができる。ファイナルが落ちているので、ノーマルの86よりも全体に力強い。
あまりにも走りの性能が良くなっているので、つい走る楽しさばかりに目を奪われてしまうが、先にも触れたがこのクルマの最大の注目ポイントは、プラットフォームを中心にボディが別物といえるくらい剛性感があること。先代モデルZN6型86で、長く乗り続けリフレッシュを計画しているオーナー、中古で手に入れた、手を入れようと考えている人たちは、このRE:Revolutionパッケージの装着をオススメしたい。2026年春の発売が楽しみだ。





































