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愛され続ける名車メルセデス・ベンツW124!オーナーズクラブの全国オフ会にさまざまなボディタイプが集まった

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TEXT: 宮越孝政(MIYAKOSHI Takamasa)  PHOTO: 宮越孝政(MIYAKOSHI Takamasa)

  • カラーごとに並べられたメルセデス・ベンツ124シリーズ。定番のブリリアントシルバーのみならず、マラカイトグリーンといったグリーン系も多く日本には生息している
  • 受付時には、記念品として欧州車補修パーツ専門店「speed japan」より、ワイパーがプレゼントされた
  • すでに4回目の開催とあって、ボディスタイル、カラーごとにクラブ員が丁寧に並べていくのも慣れたもので、駐車位置も綺麗に合わせているのがメルセデス・ベンツオーナーらしい振る舞いである
  • ボンネットを開けて、各オーナーのメンテナンス状態などを語り合う姿も多く見られた
  • 車歴が30年を超すと、同じクルマ同士でも歩んできた歴史によってボディやエンジンの程度などが違い、オーナー同士、暖かい日のなかでクルマ談義に話が盛り上がっていた
  • 中期モデルで一番多いM103エンジンを搭載した300TE。日本ではかなりの台数が走っていたが、現在では補修パーツの製造廃止などで大事な部分が修理できないということもちらほら聞こえてきた
  • 多くのオーナーが楽しくクルマの周りで談笑していて、この日は124のことで話が尽きなかった
  • トヨタ博物館内では、残念ながら124モデルの展示はなかったが、同時期にラインナップされていた560SELと190Eの前で記念撮影
  • 「speed japan」代表の北村氏により現在の124シリーズの部品の状況や、燃料の問題などさまざまな話がされ、質疑応答などで盛り上がっていた
  • ランチの際にオーナー一人ひとりの自己紹介がされ、クルマとの付き合いを楽しそうに話していた
  • ずらりと並ぶ124シリーズ。東京や岡山などからも、この日のために愛知県長久手のトヨタ博物館に自走で集まってきた
  • W124 CLUB JAPANのメンバーとクルマたちだが、この日はステーションワゴンの参加が一番多かった
  • 珍しい前期モデルのステーションワゴンで、かつレッドのボディというのも、このイベントならではに見られる組み合わせのモデルである

大切にされてきたW124型Eクラスのオーナー車30台が集結

2025年12月6日、メルセデス・ベンツW124(初代Eクラス)シリーズのオーナーズクラブ「W124CLUB JAPAN」主催の全国オフ会が、愛知県長久手市のトヨタ博物館で開催されました。冬季としては比較的暖かい気温にも恵まれ、全国各地から集まったEクラスのオーナーたちが、博物館のミーティングスペースで情報交換など内容の濃い時間を過ごしました。

「最後のオーバークオリティ」と呼ばれる理由

W124とは1984年にデビューした初代Eクラスの型式名で、124の前につくアルファベットのWはセダン、Cはクーペ、Aはカブリオレ、Sはステーションワゴンとボディタイプによって変わる。しかし日本に輸入されたのはセダンが大多数だったためか初代Eクラスを総称で「W124」と呼ぶことが多い。堅牢に感じるボディ構造、質実剛健な設計思想や、走行100万kmオーバーをも難なくこなしてしまう耐久性など、「最後のオーバークオリティ」なメルセデスとして日本のみならず世界中にこのクルマを愛用する愛好家が多い。きちんと整備していれば、現在の交通事情でも普段使いできる「ネオクラシック」のお手本のようなモデルである。

「W124 CLUB JAPAN」はそんな初代Eクラスを愛するオーナー同士の交流と、次世代へこのクルマを継承してもらう目的で活動する会員およそ540名を誇る全国規模のクラブだ。今回の全国オフ会は4回目で、トヨタ博物館での開催は3回目となる。そのためクラブのイベント運営もしっかりしていて、ボディカラー、ボディスタイルごとにテキパキと誘導していた。

12月6日という日付が選ばれたのは、「124」という型式番号に併せて、クラブではその文字並びに一番近い日の土日をオフ会の日として設定しているそうだ。会場としてトヨタ博物館を選んだのは、自動車文化において由緒ある施設であると同時に、東日本、西日本の双方からアクセスしやすい位置にあり、博物館側の理解と協力も得られることから、クラブイベントを開催するには理想的な環境が整えられている。

当日の参加台数は、セダン13台、カブリオレ2台、ステーションワゴン15台の合計30台だった。ボディカラーも新車当時街に溢れていた「ブルーブラック」というガンメタっぽいボディカラーだけでなく、「トルマリングリーン」の緑系や、「インペリアルレッド」の赤系などの多岐にわたる。まさに124というひとつの車両コードのなかに存在する奥深い世界観が感じられる光景が広がっていた。会場ではプロカメラマンによるオーナーさんとクルマの2ショットが全車撮影され、オーナーのこだわりが詰まった相棒との記録が丁寧にされていた。

長く乗り続けるためのリアルな情報共有

ランチタイムには、メルセデス・ベンツ日本認定部品商である欧州車補修パーツ専門店「speed japan」代表・北村竜也氏によるトークショーを開催。W124を取り巻く現在のパーツ供給事情や、今後も長く調子の良い状態を維持するための考え方や向き合い方について語られ、参加者にとって実践的かつ、ヒントを与えてもらえる内容になっていた。

食後は、トヨタ博物館の館内を自由見学。「What’s JDM? 世界が熱中する’80-’90年代の日本車」が開催されていたため、当時街中を走る日本車と124シリーズのことを語り合ういいきっかけになり、盛り上がっていたようだ。クルマを介した自然な交流がイベントの締めくくりとなった。W124が誕生から40年以上を経ても、現代で多くの愛好家がいる理由がオーナーとクルマを通じて体感できる1日となっていた。

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