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激しい雪で午後はイベント中止! 関東デイラリー開幕戦の熱い1日

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循(NAGAO Jun)

伊勢原を拠点に約70kmを走行! 日産や全日本ダットサン会も全面協力

この「ツール・ド・大山2026」は関東デイラリーシリーズの開幕戦として開催された。主催はJMRC(JAF関東地域クラブ協議会)神奈川ラリー部会・チームアッスル(AzuL)だ。後援には伊勢原市や日産自動車も名を連ねている。

競技は神奈川県の伊勢原市総合運動公園を起点に、約70kmのコースを午前と午後の2回に分けて走行するもの。さらにこのイベントでは、ラリーに対してより多くの人に興味を持ってもらおうということから、スタート&ゴール地点の伊勢原市総合運動公園内に、参加車両とは別に古今東西のラリーにゆかりのあるヒストリックカーの展示企画も行われた。ちなみに、このヒストリックカーの展示には全日本ダットサン会が全面的に協力しているとのことだ。

ミニバンから名車AE86、激レアなA73ランサーまで! 多彩すぎる参加車両

特別な改造や高額な装備も不要な一般車両で参加できることから、参加車両は非常にバラエティに富んだ顔ぶれだ。本格的なラリーコンピューターの有無や年式によってAクラス、Bクラス、Cクラス、Lクラスに分けられたエントリー車両は、三菱「ギャランVR4」やスバル「インプレッサ」、ダイハツ「ストーリア」、あるいはランチア「デルタ インテグラーレ」といったラリーにゆかりのあるモデルから、現行のSUVやミニバン、軽自動車まで実に多彩。

さらにはトヨタ「カローラレビン(AE86)、いすゞ「ジェミニ(PF60)」、三菱「ランサー(A73)!」といったベテラン勢まで参戦している。ヒストリックカー展示と合わせ、見学に訪れたファンにとっては見応えのあるイベントとなったはずだ。しかし、好事魔多しとはよくいったもので……。

突然の猛吹雪で「モンテカルロ」化! 過酷な条件で見せたラリーの真髄

イベント前日からの強烈な寒波の襲来で、関東一円は雪模様であった。幸いイベント当日の朝には雪も小康状態となり、競技可能との判断からラリーも無事開催となった。しかし、競技車両がスタートする頃には再び雪が強まる。やがてモンテカルロ・ラリーもかくやと思わせるコンディションとなった。

その結果、主催者判断で午後の競技はキャンセルとなった。競技の結果は午前中の成績で決められ、総合1位はGPEAラリーチームのギャランVR4、Bクラス1位がパープルアベラリー部のトヨタ「プラッツ」、Cクラス1位がナカイヴィンヤードのトヨタ「ヴィッツ」、そしてLクラス1位がチーム林家のホンダ「シティGA2」となった。

参加者、見学者、そして運営スタッフにとってはなかなかハードな条件下ではあった。だが、いかにも本格的なスノー・ラリーといった雰囲気のなか、イベントは無事終了。年式やメイクスを問わず参加できる間口の広さ、そしてヒストリックカーの展示も充実と、見てもよし参加してもよしの身近なモータースポーツ・イベントの魅力を感じられた貴重な1日であった。

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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