クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • LIFE
  • 縦列駐車が当たり前のドイツで人気沸騰中Aセグメント「トヨタAygo」はどんなクルマ!?【みどり独乙通信】
LIFE
share:

縦列駐車が当たり前のドイツで人気沸騰中Aセグメント「トヨタAygo」はどんなクルマ!?【みどり独乙通信】

投稿日:

TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)

  • アイゴの前モデルのIQは以前よりも随分と減りましたがまだまだ現役
  • アイゴは毎日必ず見掛ける日本車
  • スマートはどこにでもいます
  • スマートは狭い市内には大人気
  • スマートは縦列駐車にぴったりですね
  • ドイツでは縦列駐車の出し入れで相手のバンパーに当ててはいけません
  • なかなかのお値段と知り驚愕。購入即決にはお高い んです
  • フィアット500はイタリアよりもドイツ国内の方が売り上げが高いのです
  • ミュンヘンの日常の縦列駐車
  • 夜は空きスペースを見付けるのが難しい
  • ミュンヘン市内の縦列駐車 営業車にも多く利用されるアイゴ
  • 最近ちょくちょく見掛けるフィアットのトッポリーノ。リースはとても安いのでディーラーに話を聞きに行ったこともありますが…
  • 珍しくトヨタ車並び

ドイツは公認路駐許可登録が安価で購入可能!だが実態は駐車場所なく小型車の需要高騰中!!

ドイツは相変わらずSUVブームが続いていますが、小さいクルマ(Klein Wagen)も都市部では人気です。都市部の駐車事情は基本的に縦列駐車になっています。古い建物の中にある地下駐車場の大半は平置きではなく、高さや車幅制限のある機械式がほとんどだそうです。ドイツ在住のモータージャーナリスト池ノ内みどりさんも普段から駐車には頭を悩ませているそうです。

市役所にナンバー登録で公認路上駐車許可証発行
しかし慢性スペース不足と路上悪戯被害も多発…

私がいま借りているガレージが見付かるまでは、愛車を自宅近辺に縦列駐車をしていたのですが、それには事前に市役所の交通課でナンバー登録をして区間内の路上駐車証明書を発行して貰う必要があります。交付された路上駐車証明書をフロントガラスに提示していると指定された区間に駐車が可能となります。その証明書の発行費用は非常に安いのですが、10円傷、当て逃げ、アンテナ盗難等の被害は計り知れず、もう我慢の限界でした。

慢性的に駐車するスペースが不足しているので、夜遅くに取材から帰宅すると駐車スペースがなくて半泣き状態。見付けたと思っても車長よりも狭く・・・。深夜の1時を過ぎて1時間以上近所をグルグル回って駐車スペースを探すハメになった事は1度や2度ではないだけに、例えサイズがギリギリ選手権でも月極の駐車場が借りられてからはその心配はなくなりました。

狭くても駐車しやすい小型車需要は都市部で急増
コンパクト車人気が高く中古車市場も高め安定!?

そんな事情から狭いスペースに停めやすい小さなクルマの需要は都市部で増えていると感じています。ただ、ドイツの自動車メーカーは、電動化に舵を切ってからというもの採算の合わない小型車をどんどん廃止してしまい、お手軽な価格で購入できる上に縦列駐車もラクな小型車の新車がなかなかありません。従って中古車はかなりの人気で、中古市場でも価格は安定しています。軽自動車規格の自動車がないドイツには、このようなKlein Wagenはとても便利な存在です。

以前から街乗り用に人気のダイムラーのスマートに加え、フィアット500を多く見掛けますが、最近ではトヨタのAygoX(アイゴ)がとても人気で、もはやミュンヘンで一番人気のトヨタ車はアイゴじゃないかと感じてしまうほどに街のカーライフには必要不可欠な存在です。チェコのトヨタ工場で製造されているAセグメント車両のアイゴは2005年にデビュー以来、その市場を広げています。

狭い街中用に開発されたチェコ製トヨタのアイゴ
仏車とプラットフォーム共有でコスト低減に成功

アイゴの名前の由来は『I go』だそうで、まさに狭い都市部用に開発され、プジョー107108、シトロエンC1とトヨタとプラットフォームを共有してコストを軽減しているそうです。フランス、とくにパリも縦列駐車が有名ですから、小型車は非常に重宝されることでしょうね。

一番お手頃なアイゴXピュアというモデルは1.5Lエンジンのハイブリッドモデルで19.900ユーロ(約363万円)ですから、自動車の価格が本当に高騰したことを実感せざるを得ません。初代アイゴの車両本体価格は12.075ユーロで、2005年当時のおおよそのレート(1ユーロ≒140円)で計算してみると約160万円ですから、為替レートや物価の影響を受けていまや倍以上の価格です。もちろん、当時の車両とは比べ物にならないほどに電子制御や安全設備が向上しています。いまではドイツ御三家のアウディ、BMW、メルセデス・ベンツの最廉価モデルが、それぞれ3万ユーロ以上する時代になっています。

アイゴと同じセグメントのシトロエンC1かプジョー107を新車か新古車で購入するかどうか迷っていたことがあるのですが、確かその当時の価格がオプションを付けても1万ユーロ程度(悩んでいた当時は確か120万円程度)で新車を購入できたと記憶していますので、アイゴXの現在の新車価格を見て驚愕するばかりです。

>>>ドイツ在住池ノ内みどりさんのクルマにまつわるコラムはこちら

すべて表示
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
著者一覧 >

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS