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注意事項は「ガソリン残量」のみ!? 峠道を完全封鎖してランボルギーニ「ミウラSV」を全開走行させた興奮を回顧する【ミウラ生誕60周年_10】

注意事項は「ガソリン残量」のみ!? 峠道を完全封鎖してランボルギーニ「ミウラSV」を全開走行させた興奮を回顧する【ミウラ生誕60周年_10】

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: Automobili Lamborghini S.p.A.  FACT CHECK: 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)

横置きV12の咆哮とスーパーカーの始祖たる真髄はドライバーのミスを許さない真剣勝負

ここまでのコンディションを持つランボルギーニ「P400ミウラSV」を、完全封鎖されたサン・ベルナール峠で一切の制約なくドライブできる機会など、おそらく2度と訪れることはないだろう。そう考えると、ひとつひとつのコーナーをクリアするたびに、自分自身の経験値が高まっていくような印象に包まれた。さまざまな電子制御デバイスが常に機能し続ける現代の最新スーパーカーと比較すると、その始祖たるランボルギーニ「ミウラ」の走りはきわめてスパルタンで、あえてこう表現させてもらうのならば、ミスを許すことはない。

コックピットの背後から伝わるV型12気筒エンジンのサウンドや振動は官能的で、レブリミットまでアクセルペダルを踏み続けると、ランボルギーニ「P400ミウラSV」では385psとされた最高出力以上の迫力と鋭さを感じるパワーを発揮してくれる。

この大きなV型12気筒エンジンが横置きミッドシップされるところに、ランボルギーニ「ミウラ」のドライビングの難しさがあるのだが、それでもかなりの距離をドライブするなかで、コーナーでの動きを冷静に理解する余裕も生まれてきた。ランボルギーニ「ミウラ」は現在においても十分に速く、そして美しく、またそのステアリングホイールを握る者には、それなりの知識と自制心、さらにはタフネスさを要求するスーパーカーだった。

ミウラを生み出した偉大なエンジニアたちとの直接交流で得た開発ストーリーは大きな財産となった!

このイベントには、ランボルギーニ「ミウラ」の生みの親でもあるジャン・パオロ・ダラーラ、パオロ・スタンツァーニ、そしてマルチェロ・ガンディーニの3人も揃って出席していた。彼らから直接聞くことができたランボルギーニ「ミウラ」の開発ストーリーはどれも興味深いものばかりで、それもまた自分にとっては大きな財産となったことは言うまでもない。スタンツァーニが2017年に、またガンディーニが2024年に亡くなったことは悔やまれてならないところである。

ランボルギーニ「ミウラ」の生誕50周年イベントは、これで終わることはなかった。それから半年ほどして、今度は「Back To The Name」と示されたインビテーションを筆者は受け取ることになる。はたしてそれはいかなるイベントだったのか。次回はその内容を報告しようと思う。

>>>過去のミウラ伝説を読む

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  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 1960 年生まれ 大学卒業後ベストカーガイド編集部勤務。1990年オートスポーツ誌に転職、1992年F1速報誌(アズエフ)編集長。1995年月刊ビデオマガジン編集部に転職、1996年ベストモータリング編集長(のち局長兼務)。2005年ネコパブリッシング・イベント本部長/4輪編集局長兼務。2015年交通タイムス社に転籍、2020年より現職(総編集局長)自動車の分野に問わずオールマイティだが、特に旧いモータースポーツとクラシックカーに造詣が深い。愛車は1969年DATSUN Fairlady SRL311/YAMAHA RD250ほか

 

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