延べ1万4800人を動員した富士スピードウェイ! 実力派同士の激闘を制し頂点へ
静岡県の富士スピードウェイにて、2026年4月24日から26日にかけて「フォーミュラ ドリフト ジャパン(FDJ)」のシーズン開幕戦が開催されました。3日間で延べ1万4800人が詰めかけた熱狂の会場では、実力派ドライバーによる白熱の追走バトルが展開されました。豪華解説陣も揃い踏みとなった、興奮の開幕戦の模様をレポートします。
レジェンド解説陣が集結! 注目選手が多数参戦する熱狂の2日間
大型連休の幕開けとなる4月最終の週末、静岡県にある富士スピードウェイでは、「フォーミュラ ドリフト ジャパン(FDJ)」の2026シーズン開幕戦が行われた。雨の心配もなく好天に恵まれた週末ということもあり、4月24日から26日までの3日間の入場者数は延べ1万4800人を数え、その人気の高さがうかがい知れる。
今回のFDJでは、レギュラー審査員の谷口信輝氏だけでなく、予選に織戸学氏、そして決勝には「ドリキン」こと土屋圭市氏が来場した。ドリフト界のレジェンドが揃い踏みとなった豪華な解説陣によって、会場はもちろんライブ配信もこれまで以上の盛り上がりを見せた。
また今シーズンは、中村直樹、蕎麦切広大の2選手がFDJへ復活するほか、スケジュールの都合で3戦のみだが「スーパーGT」や「スーパー耐久シリーズ」で活躍している井口卓人選手が参戦するといったニュースにも注目が集まっている。
高速の100Rへ飛び込む! 予選トップ通過はRYUMA選手
この開幕戦のFDJクラスには47台が参戦した。今回の舞台となる富士スピードウェイでは、コカ・コーラコーナーからスタートし、100Rへ高速で飛び込んでいく。富士の100Rは非常に高速かつ旋回半径の長いコーナーであり、ここで深いアングルと白煙を維持したままドリフトを繋ぐには、1000馬力近いパワーと高度なコントロール技術が必要になる。そこからマシンを振り出し、第2ゾーンで振り返しを行う。そしてヘアピンコーナーの内側に設けられたインクリップに付き、アウト側の第3ゾーンへと走らせる大迫力のレイアウトである。
4月25日に行われた単走予選で上位32台が選出され、翌26日の決勝トーナメントへコマを進めた。予選を見事にトップ通過したのは、新たに新車のトヨタ「GR86」で参戦したNo.131のRYUMA選手だ。圧倒的な走りをしっかりとまとめ上げた。
そして迎えた26日。この日は午前中にトップ32のトーナメントがあり、午後にはこれを勝ち上がった16名によるオープニングセレモニーと上位のトーナメントが行われた。井口選手は予選を通過し、トップ32までは進出したものの、残念ながらここで敗退。午後を迎えないまま開幕戦の競技を終えている。
白熱の追走バトル! 激闘を制した中村直樹が優勝
順調に勝ち上がったのは、予選トップのRYUMA選手、2025年シーズンに海外で走り込んできたNo.999の中村直樹選手、2025年のFDJチャンピオンであるNo.36の高橋和己選手、そしてアメリカと日本でシリーズを戦うNo.530の益山航選手だ。この実力派4名がセミファイナルまで進出した。
セミファイナルでは、4名ともが甲乙つけがたい非常に見ごたえのある走りを展開する。両ヒートともワンモアタイム(審査員の投票が過半数に達しない場合に行われる再走審査)へ持ち込まれる激闘となったが、最終的に中村選手と益山選手がファイナルへ進出。白熱の開幕戦で優勝を勝ち取ったのは、中村直樹選手であった。
「2025年の1年間、海外のおもにヨーロッパ戦で鍛えてきて、日本に帰ってきてこのフォーミュラ ドリフトでいい追走ができたことをうれしく思っています」(中村選手)
「今年のアメリカのラウンドも回るのですが、次はもう2週間無いのでそこに向けていい流れが作れたと思います。この勢いのままでアメリカでもがんばります」(益山選手/4年ぶりの表彰台)
「GR86を作っていただいて、メカニック、スポンサーの皆さんのおかげでここに来られました。このまま引き続きいい結果を残していけるよう頑張りたいと思います」(RYUMA選手)
この開幕戦に続き、FDJ第2戦は三重県にある鈴鹿ツインサーキットで5月16日から17日に開催される。
わずかなラインのズレやアングルの違いが勝敗を分ける極限のドリフト競技。世界で戦う日本人ドライバーたちの技術は、世界最高峰の領域に達しているといっても過言ではない達している。次戦以降も、タイヤのスキール音と白煙のなかで繰り広げられる熱きドラマから目が離せない。















































