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16年目「東北660選手権」2026年開幕戦がSUGOで開幕! 全5クラスで繰り広げられた熱戦は赤旗ゼロのクリーンレースだった!

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 東北660シリーズ大会事務局  FACT CHECK: 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)

  • 1クラス優勝の新関透
  • 1クラス準優勝の大塚猛
  • 1クラス3位の小松日高
  • 1クラスの表彰式
  • 2クラス優勝の高橋康平
  • 2クラス準優勝の竹中康平
  • 2クラス3位の大堀斗夢
  • 2クラスの表彰式
  • 3クラス優勝の松村幸哉
  • 3クラス準優勝の神代健太
  • 3クラス3位の増澤幸敏
  • 3クラスの表彰式
  • 4クラス優勝の鈴木茂
  • 4クラスの表彰式
  • 5クラス優勝の山根雄二
  • 5クラスの表彰式
  • 決勝は45台(普通車の場合は40台)のフルグリッド。スタート直後に1コーナーへ飛び込むシーンはいつ見ても震えるほどの迫力だ
  • 今シーズンはタイヤがハイグリップ、セカンドグレードともモデルチェンジ。3クラスのRE050は大半のドライバーから大好評だった
  • ハイグリップはRE71RZに変更。まだ使い方を試行錯誤するドライバーもいるが、グリップ力そのものは大きく向上したとの評価だ
  • 1クラスのトップ3台は群を抜いた速さだが、なかでも新関が一歩リードしている模様。昨年のチャンプ獲得により自信も付けたはずだ
  • 2クラスのトップ高橋を追う竹中と大堀。今回は大きな差を付けられたが、まだまだシーズンは始まったばかりだ。次戦に期待したい
  • 今シーズンもシャンパンのラベルには参加者のマシンが描かれる。開幕戦は昨シーズンの最高峰、1クラスを制した新関透のL275ミラ
  • 閉会式では豪華な景品をもらえるジャンケン大会が行なわれる。惜しくも表彰台を逃した人や関係者も時間が許す限り参加してみよう
  • 1クラスで見事ポール・トゥ・ウィンを飾った新関透。記念としてシャンパンのラベルと同じ愛車のイラストを描いた盾が贈呈された
  • 軽量パーツ1点がもらえるハートビート賞に輝いたのは、決勝で3クラスの表彰台を逃した大木佳人。次戦こそ表彰台の頂点を目指す
  • 台数が台数だけにどのポジションでも混戦は必至。それでも赤旗ゼロだったのはドライバーのレベルと、マナーの高さの証明といえる

練習走行から決勝まで赤旗ゼロ、全5クラスで熱戦を展開した「東北660選手権」2026年開幕戦

軽自動車の参加型モータースポーツ「東北660選手権」が2026年もスポーツランドSUGOで開幕しました。4月5日に行われた16年目の開幕戦は、チューニングの自由度が高い1クラスからビギナー限定の5クラスまで、熱い戦いが展開されました。練習走行から決勝まで赤旗ゼロ。走りのレベルとマナーの高さを証明した全5クラスの模様をレポートします。

若手がベテランを圧倒! 1クラス王者がポール・トゥ・ウィン、2クラスは高橋康平が独走で開幕戦制す

もっともチューニングの自由度が高い1クラスは、JAF公認レース出身のベテランが揃うなか、2025年は若手のNo.1新関透がチャンピオンを獲得した。ゼッケンを最高峰クラスの王者らしく1に変更し、連覇を目指して予選のタイムアタックに臨んだ。4月とは思えない陽気のためコースレコードには届かなかったものの、ベストタイムは1分51秒677で堂々のポールポジションを獲得した。続くのは新関の師匠であるNo.21大塚猛、3番手はやはり若手のNo.154小松日高だ。決勝はスタート直後こそ大塚に先行を許したが、すぐトップを奪還して安定したラップを刻み、幸先のいいポール・トゥ・ウィンを飾った。準優勝は大塚、3位は小松となった。なお決勝のファステストラップは小松が記録した。

2クラスは昨年スポット参戦だったNo.61高橋康平が、唯一の1分54秒台という圧倒的な速さでポールを獲得した。続くNo.86竹中康平とNo.601大堀斗夢は1分55秒台で、高橋に追いつくのが難しいほどのタイム差だ。高橋は「車両は昨年とほぼ変わっていません。ただ新品タイヤでも速く走れるよう練習したのと、走り方に合わせて足まわりを小変更してきました」と話す。決勝ではスリップストリームを活かした高橋が1クラスの下位に割って入るほどの速さを見せ、ぶっちぎりのポール・トゥ・ウィンを決めた。後続も順位を入れ替えるまでには至らず、準優勝は竹中、3位は大堀でフィニッシュした。

激戦区3クラスは松村が悲願の初優勝! 煮詰まった走りでポール・トゥ・ウィン、神代と増澤が表彰台に並ぶ混戦

今年も最大の激戦区である3クラスは、No.88松村幸哉が1分56秒648でポールポジションを獲得した。昨年までは中盤グループで揉まれていたドライバーだが、走りもマシンのセットアップも十分に煮詰まってきたようだ。表彰台への到達回数が一定数に達すると強制的にステップアップされる、ビギナーの登竜門たる3クラスでは毎年新たなヒーローが誕生する。今シーズンはこの松村を中心とした争いになるのだろうか。2番手はこれまた今年の有望株と目されるNo.177大木佳人、3番手は実績あるマシンを受け継いだNo.91神代健太だ。決勝はタイムのアドバンテージを武器に松村が逃げ切り初優勝。準優勝は神代で、大木はミスで順位を大きく落とした。代わって3位で表彰台を獲得したのは、マシンを変更してから好調のNo.223増澤幸敏だ。ただし今シーズンは仕事の都合でスポット参戦になるとのことで、シリーズ争いを本格的に演じるのは2クラスに上がってからか。

2ペダル車の実力を見せつけた4クラス、逆転劇の5クラス、全クラス赤旗ゼロで閉幕! マナーの良さ光る開幕戦はエビスへ 

CVTやAGSなど2ペダル限定の4クラスは、ダイハツ「エッセ」のNo.67鈴木茂がポール・トゥ・ウィンを達成した。今回は併催されたHA36カップ2クラス(AGS)に専念するエントラントが多く、台数こそ少なかったが、ベストタイムは1分58秒428と3クラスの上位陣に引けを取らない。2ペダル車のポテンシャルを改めて見せつけてくれた。ビギナー限定の5クラスはNo.810山根雄二が予選2番手から見事な逆転劇を演じ、初めて表彰台の真ん中をゲットした。さらに経験を積み、3クラスで戦う日が楽しみだ。

今回は練習走行から決勝までを通じて赤旗ゼロ。走りのレベルが高いことに加え、マナーのよさを証明するレースだった。東北660選手権の第2戦は5月24日にエビスサーキット東コースで開催される。HA36カップやターボGPも併催され、軽自動車のレースが目白押しの1日だ。ぜひ現地で観戦し、この熱気を味わってほしい。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 1960 年生まれ 大学卒業後ベストカーガイド編集部勤務。1990年オートスポーツ誌に転職、1992年F1速報誌(アズエフ)編集長。1995年月刊ビデオマガジン編集部に転職、1996年ベストモータリング編集長(のち局長兼務)。2005年ネコパブリッシング・イベント本部長/4輪編集局長兼務。2015年交通タイムス社に転籍、2020年より現職(総編集局長)自動車の分野に問わずオールマイティだが、特に旧いモータースポーツとクラシックカーに造詣が深い。愛車は1969年DATSUN Fairlady SRL311/YAMAHA RD250ほか

 

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