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6年で掴んだ答えは「パワーより冷却」!? スズキ「HA36アルトワークス」で東北660ターボGPを楽しむオーナーのマシンづくりがユニーク!!

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Photo&report/東北660シリーズ大会事務局  FACT CHECK: 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)

  • スズキ HA36アルトワークス:軽量ボディとターボの組み合わせは、速さだけでなく楽しさも抜群。クーリングと足まわりのセットアップが課題だと話す泉さん
  • スズキ HA36アルトワークス:エンジンは3クラスのレギュレーションに合わせたブーストアップ仕様だ。カーボン製のインテークダクトはドレスアップ効果も高い
  • スズキ HA36アルトワークス:運転席はレカロのフルバケットシート、4点式シートベルトはHPIの3インチを使う。安全のため6点式ロールケージも装着している
  • スズキ HA36アルトワークス:特に効果が大きいと体感しているインタークーラーのダクト。走行風を効率よく取り入れることでポテンシャルを引き出す
  • スズキ HA36アルトワークス:チューニングの核となるECUはオートクラフトのオリジナルだ。燃調や点火時期を最適化しつつ、安全マージンもしっかりと確保する
  • スズキ HA36アルトワークス:インテークパイプはステンレス製に変更。中高速のトルクが増えるだけでなく、エンジンルームを美しく彩るにもピッタリなパーツだ
  • スズキ HA36アルトワークス:メーターは視認性が高いアペックス製を使用する。温度の上下に合わせてLEDの色が変わり、コンディションを直感的に把握しやすい
  • スズキ HA36アルトワークス:オートクラフトのオリジナルダクト。エンジンルームの熱を効果的に放出してくれる。汎用品のためHA36アルトワークス以外にも使用可能
  • スズキ HA36アルトワークス:全クラスでハイグリップタイヤが履ける東北660ターボGP。泉さんはポテンザRE-71RSを愛用しており、サイズは前後165/55-15だ
  • スズキ HA36アルトワークス:東北660ターボGPではHA36アルトワークス、H1カップではS660とマシンを使い分けながらサーキットを楽しんでいる

「東北660ターボGP」を6年走って悟った「パワーよりクーリング」! スズキ「HA36アルトワークス」のマシンづくりとは!?

人気の「東北660ターボGP」にスズキ「HA36アルトワークス」で戦う泉純一さんは、すでに参戦6年目となります。2025年はシリーズランキング5位を獲得しました。冷却対策から足まわりのセッティングまで、走りへのこだわりを聞きました。

軽量ボディが武器! HA36アルトワークスで東北660ターボGPに挑む泉純一さんの情熱とカスタムの軌跡

東北660ターボGPにおける主力マシンの一台がスズキ「HA36 アルトワークス」だ。軽量なボディは高い戦闘力を秘めており、チューニングパーツも豊富に揃っている。6年前から参戦している泉純一さんもHA36の虜になったひとりで、ほかにS660も所有しながらイベントによって使い分けている。昨年の東北660ターボGPは3戦すべてにHA36を投入し、表彰台こそ逃したもののシリーズランキング5位に輝いた。レースを始めたきっかけは、行きつけのプロショップ『オートクラフト』の練習会だ。デモカーを参考にしながら、愛機をレギュレーションに合わせて製作した。

真夏の全開走行を支える冷却術! アルトワークスの弱点を克服し、安定した速さを追求するオーナーの執念

決勝の8周を全開で走り切るなかで、泉さんはあることを実感した。真夏のレースもある東北660ターボGPで重要なのは、パワーよりもクーリングだということだ。狭いエンジンルームにターボエンジンを搭載するHA36アルトワークスは、水温や吸気温度が上がりやすく、パフォーマンスの低下を招くばかりか、オーバーヒートなど重大なトラブルにつながる危険性もある。そこで泉さんは電動ファンを任意で作動させるコントローラーや、インタークーラーに水を噴霧して強制的に冷却するスプレーを採用。さらに吸気温度を下げるためのダクトを設け、夏場でもパワーダウンしないよう対策済みだ。それでも暑い時期は物足りなさを感じており、今後に向けた課題はまだまだ山積みだと話す。

足まわりの次はLSD導入! 走る楽しさと改善を追求するオーナーが語る「東北660ターボGPの魅力」と参加への誘い

走るうえでもうひとつ重要と考えているのは足まわりだ。自分の走りに合わせ、スプリングのレートやダンパーの減衰力を調整した。その結果、自分の理想とする動きにだいぶ近づいたと実感している。だが自分の技術とタイムが上がるに従って、次のステップに向けた改善点も見えてきた。現時点で考えているのは機械式LSDの装着だ。フロントのトラクションが増すことで、コーナーの立ち上がり速度が上がる。特にエビス西コースの3コーナーやSUGOのヘアピンでは、脱出速度が明らかに高くなり、大幅なタイムアップが見込めるはずだ。

泉さんはレースや走り自体を楽しむことを優先し、1戦ごとに課題を見つけて改善するプロセスも楽しんでいる。東北660ターボGPは過給器が付いた軽自動車なら、新規格でも旧規格でも車種を問わずエントリーできる。チューニングに関する規定もいい意味で緩く、ハードルが低い。「東北660もアットホームな雰囲気だし、参加者どうしの仲もよく楽しいイベントです。興味がある人はぜひ一緒に走りましょう! 」とのことだ。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 1960 年生まれ 大学卒業後ベストカーガイド編集部勤務。1990年オートスポーツ誌に転職、1992年F1速報誌(アズエフ)編集長。1995年月刊ビデオマガジン編集部に転職、1996年ベストモータリング編集長(のち局長兼務)。2005年ネコパブリッシング・イベント本部長/4輪編集局長兼務。2015年交通タイムス社に転籍、2020年より現職(総編集局長)自動車の分野に問わずオールマイティだが、特に旧いモータースポーツとクラシックカーに造詣が深い。愛車は1969年DATSUN Fairlady SRL311/YAMAHA RD250ほか

 

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