白熱の東北660選手権特別戦レポート!
1分50秒962でKカー菅生レコード更新!!
2025年12月7日、宮城県のスポーツランドSUGOを舞台に、東北を代表する軽自動車レース「東北660選手権」の特別戦が開催されました。シリーズ戦とは趣を変え、1時間走り続ける準耐久形式で行われるこの大会には、約50チームがエントリー。コースレコードの更新や最終周の逆転劇など、冬の寒さを吹き飛ばすドラマが繰り広げられました。給油・タイヤ交換禁止という過酷なルールのなか、いかに効率よく、かつ速く駆け抜けるか。軽自動車ならではの奥深さと、誰でも参加できるお祭りムードの全貌をお届けします。
「真冬こそ」のコースレコード更新の嵐!
最高峰1クラスと激戦2クラスを制したのは?
東北の軽自動車レースシーンを支え続けてきた「東北660選手権」が、早くも15回目のシーズンを迎えた。すでにシリーズ戦は11月で終了しているが、最後に残されたお祭りがセミ耐久の特別戦だ。決勝は60分でドライバーは1名もしくは2名、途中での給油やタイヤ交換は認められない。
2025年は12月7日にスポーツランドSUGOで開催され、エントリーは5クラスを合わせて約50チームと大盛況であった。最高峰の1クラスはシリーズチャンピオンを決めた90#新関透(L275型ダイハツ ミラ)が、コースレコードの1分50秒962でポールポジションを獲得する。2番手で続くのは師匠でもある21#大塚猛/織田大輔(L235S型ダイハツ エッセ)、さらに70#村松正剛/豊島里空斗(L275V型 ダイハツ ミラ) も1分51秒台で並ぶ。
決勝も新関がドライバー交代による一時的な順位の入れ替えを除き、終始トップを独走。最速ラップこそ大塚/織田に譲ったものの、優勝し有終の美を飾った。
2クラスもシリーズチャンピオンの86#竹中康平(L235S型 ダイハツ エッセ)がポールポジション。2番手は今シーズンSUGOのみエントリーしている61#高橋康平(L275型 スバル プレオ)、3番手はBドライバーにかつての王者を迎えた601#大堀隼夢/細田駿也(L275V型 ダイハツ ミラ)だ。ところが決勝は序盤こそ竹中がトップを走り続けるも、8周目で高橋に逆転を許してしまう。さらにファイナルラップではL275V型 ダイハツ ミラに乗る大堀/細田も竹中をオーバーテイクし、悔しい3番手でのチェッカーとなった。
多彩な車種で最多エントリーの3クラス
AT/CVTが覚醒した4クラスの新勢力図
今回もエントリーが最多だった3クラスは、HA23型スズキ アルトの720#良川勇司/大越海斗がポール。大越も細田と同じく東北660選手権やHA36(スズキ アルト)カップのチャンピオン経験者で、決勝も2クラスの上位と遜色ないタイムを連発しながらポール・トゥ・ウィンを決めた。
予選2番手の66#太田治久/遠藤正樹(L235V型 ダイハツ エッセ)は初の表彰台かと思われたが、タイヤのトラブルで交換を余儀なくされ、規定により惜しくも賞典外となってしまう。代わって予選6番手から準優勝へジャンプアップしたのは223#増澤幸敏(L275B型 スバル プレオ)だ。今までは予選を通らないことも多かったが、マシンの変更などを経て急成長を遂げた。来シーズンの3クラスは彼が台風の目になるかもしれない。3位は463#村上征也/岩塚眞澄(L235V型 ダイハツ エッセ)。今シーズンは特別戦を除き休養していた村上だが、復帰に向け上々の滑り出しとなったようだ。
2ペダルの4クラスは67#鈴木茂/相原誠司郎(L235S型 ダイハツ エッセ)が圧倒的な速さでポール・トゥ・ウィン。鈴木は第3戦を当日に体調不良で欠場しており、今回はいつも以上に気合が入っていた。予選タイムは1分56秒840とぶっちぎりの速さで、仮に不参加だったHA36の上位陣がいたとしても、鈴木の圧勝は揺るがなかったであろうと思われる。
2番手はシーズン途中からHA36(スズキ アルト)にスイッチした、397#阿部孔城/高橋康平(HA36S スズキ アルト)のコンビ。阿部は以前のマイカーであるL275ミラでこそ目立った成績を残していなかったが、HA36に乗り換えたことで覚醒し、HA36カップでは1戦目にして表彰台に立った。Bドライバーの高橋康平(2クラス優勝の高橋康平とは同姓同名の別人)もHA36カップの2クラスでチャンピオンに輝いており、ベテランの鈴木にこそ届かなかったものの、来季のさらなる躍進を予感させる結果といっていい。3位には東北660選手権/HA36カップ/耐久レースとフル参戦する、最年長ドライバーの5#高松正雄が入った。
ビギナー限定の5クラスは910#工藤与輝(HA23V型 スズキ アルト)が、シリーズ戦を含め全戦優勝の偉業を達成。2位は83#日景良一(L275V型 ダイハツ ミラ)、3位は231#村上隼(HA23V スズキ アルト)。いずれも来シーズンは3クラスや2クラスでも大いに活躍してくれそうだ。














































































