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貴重な旧車から最新スポーツまでズラリ! 創建840年の葛西神社が自動車博物館になった地元密着型「大人のクルマ文化祭」

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TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  FACT CHECK: 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)

  • ホンダ バモスホンダ:三菱ペットレオとともに来場者を出迎える超濃ゆい名車。家族連れも大喜びの愛嬌だ
  • 地元京成ドライビングスクールの2輪教習車が展示され、未来のライダーたちは大喜びだ
  • 隣の縁日エリアではペダルカーが展示され、未来のドライバーたちが笑顔で楽しんでいる
  • ホンダ NSX:アウディ R8やいすゞ ジェミニZZRなど、比較的新しい世代のスポーツカーも並んだ
  • モーリス ミニトラベラー:車両後部に美しい木目が貼られた名車の姿を、訪れた少年も興味深く熱心に眺めていた
  • 家族連れの見学客も多く訪れた会場。笑顔で自分好みのクルマにレンズを向ける子供
  • 将来のドライバーたちが、ずらりと並んだ名車たちを前にカメラを構えて楽しんでいる
  • フェスティバルを華やかに盛り上げるレースクイーン。参加者からの撮影に笑顔で応える
  • トヨタ パブリカ:ボンネットに同年代の昭和グッズを並べた凝った演出。見学者がこぞってシャッターを切る
  • プリンス グロリアスーパー6:鎮守の森に佇む名車。その美しいデザインと重厚感が神社仏閣の雰囲気にマッチする
  • この日の最大勢力である日本車たちが並んだエリア。オーナーは木陰でクルマ談義に花を咲かす
  • 近年人気の高いネオヒストリックカーの展示エリア。40年選手の愛車が良好な状態で並ぶ
  • 葛西神社の香山伸一宮司による交通安全のお祓いを受ける、展示車両とそのオーナーたち
  • 手渡される安全祈願の絵馬は池沢早人師によるイラスト。参加者にとって最高に嬉しい品だ
  • 地元葛飾区を拠点に活動する「かつしか青藍連」の阿波踊りが披露され、人々を楽しませた
  • ジネッタ G4:そのままサーキットへ持ち込んでもタイムが出せるであろうモディファイに人が足を止める
  • ロータス ヨーロッパ:地元企業のハッピーが各世代のモデルを展示。それぞれの違いに見学客も興味津々の様子だ
  • ヤマハ TZ250:長年多くのプライベーターに愛用された純レーシングマシン。愛好家グループによる圧巻の展示
  • 日産 フェアレディZ:観客に見守られながら退出するのは、地元葛飾の国産旧車名門スターロードが手がけた1台
  • 2026年4月26日に開催された「葛飾クラシックカー&スポーツカーフェスティバル」

由緒ある神社の境内に集結した色とりどりの名車たち

地域を盛り上げたいというクラシックカー愛好家たちの有志により、2023年に初開催されたのが「葛飾クラシックカー&スポーツカーフェスティバル」です。イベントの舞台となった葛西神社が創建されたのは、平安時代末期の1185年(元暦2年)というから、2025年でちょうど創建840年を迎えている。この由緒ある葛西神社に、新旧さまざまな名車が集結するこのイベントは、回を重ねるごとに大きな賑わいを見せています。2026年4月26日に開催された熱気あふれるフェスティバルの模様と、境内に並んだ個性豊かなクルマたちの魅力をお届けします。

由緒ある神社を舞台に新旧のスポーツカーが集結

葛飾を盛り上げたいという地元のクラシックカー愛好家たちを中心とした有志により、2023年に初開催された「葛飾クラシックカー&スポーツカーフェスティバル」。

会場となる葛西神社は、周囲が住宅街へと変貌しているなか旧水戸街道沿いに鎮座し、凛とした佇まいを見せる。平安時代の末期である1185年に創建され、当時は三十三郷という現在の葛飾区と江戸川区のすべてと、墨田区、江東区、足立区の一部地域の総鎮守であったという由緒ある神社だ。

JR常磐線や京成線の金町駅から徒歩圏内といったアクセスの良さもあり、回を重ねるごとに地域の家族連れはもちろん、近県からも見学者が訪れる人気イベントとして成長している。

また、タイトルでクラシックカー&スポーツカーと銘打っているとおり、クルマ好きでなくても、より多くの世代の誰もが個性豊かなさまざまな時代の展示を楽しめるようにという配慮もある。比較的新しい世代のスポーツカーたちも境内に並んでいることが、人気の要因なのだろう。

露店や和菓子店が並ぶ町祭りのような賑わい

今年のフェスティバルでは、まず旧水戸街道沿いからの参道入口で迎えてくれたのは、初代にあたるホンダ「バモスホンダ」や、軽三輪の三菱「ペットレオ」、メッサーシュミット「KR200」といった、愛嬌だけではなく希少かつ貴重な3台だ。初っ端からの味濃いめの車両展示から、自動車マニアをも納得させるイベントであることがうかがえる。

参道を進めば、キッチンカーからの食欲をそそる匂い、そして縁日さながらの懐かしの露天商や地元自動車学校による運転シミュレーションも楽しめる。さらに歩を進めると、初開催時から出店しているという地域の人気和菓子店も並んでおり、町祭り的な賑わいを味わえるのだ。

そして境内では個性豊かな、さまざまな国籍や色とりどりの展示車両たちが出迎えてくれる。なかには、愛車と同じ年代に流行したグッズをボンネットに飾り、その時代を反映させた凝った演出をする車両もあり、さながら1日限りの自動車博物館のようだ。

漫画家のイラスト入り絵馬と阿波踊りで大盛況

午後には参加者とその愛車に対し、香山伸一宮司によるお祓いが行われる。そこで手渡される交通安全絵馬に描かれているのは、なんと漫画家の池沢さとし(現・池沢早人師)によるイラストだ。昨年は人気自動車漫画『サーキットの狼』の主人公である風吹裕也とその愛車ロータス「ヨーロッパ スペシャル」であったが、今年は風吹にくわえてライバルの早瀬左近と愛車ポルシェ「911カレラ2.7 RS」が描かれている。絵馬を手にした参加者たちは当然皆笑顔だ。

また、今年初の試みとして、地元葛飾区を拠点に活動している「かつしか青藍連」による阿波踊りの演舞が午前と午後の2部行われた。地域に暮らす親子三代と見られる家族から、一眼レフカメラを肩から下げたカメラ女子、クルマ好きの見学者などが集まった境内は、主催者の狙い通りに地元に密着した「大人のクルマ文化祭」のような賑わいを見せた1日であった。

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  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 1960 年生まれ 大学卒業後ベストカーガイド編集部勤務。1990年オートスポーツ誌に転職、1992年F1速報誌(アズエフ)編集長。1995年月刊ビデオマガジン編集部に転職、1996年ベストモータリング編集長(のち局長兼務)。2005年ネコパブリッシング・イベント本部長/4輪編集局長兼務。2015年交通タイムス社に転籍、2020年より現職(総編集局長)自動車の分野に問わずオールマイティだが、特に旧いモータースポーツとクラシックカーに造詣が深い。愛車は1969年DATSUN Fairlady SRL311/YAMAHA RD250ほか

 

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