レトロな外観に最新装備を凝縮したキャブコンが、老舗トラキャンブランドから登場!
日本の道路事情や駐車場事情を考えると、巨大なキャンピングカーの所有はハードルが高い。そんな中で、国産2トントラックベースのキャブコンに注目が集まっている。今回は老舗ビルダー・ミスティックが手がけるレトロなアメリカンスタイルのキャブコン「アンセイエ」を紹介する。
往年のアメリカのモーターホームを彷彿とさせる個性的なデザイン
フィアット「デュカト」をベースにしたキャンピングカーは人気が高いが、車体が大きすぎると感じる人も少なくない。そこで選択肢に挙がるのが、国産の2トントラックをベースとしたキャブコンスタイルだ。ただ、このカテゴリーは見た目が似通ったモデルが多く、個性を出しにくいという側面もある。
そんな中で目を引く1台がある。逆バンク形状が際立つレトロなデザインや、壁面を構成する波板形状のサイディングは、往年のウィネベーゴをはじめとするアメリカンモーターホームを彷彿とさせる。このモデルこそ、ミスティックが製造するANSEIE(アンセイエ)だ。
ミスティックはもともとトラックキャンパーを得意とするビルダーであり、アメリカンなデザインは十八番といえる。アンセイエは2014年と2023年の2度にわたってグッドデザイン賞を受賞しており、そのデザイン性の高さは外部からも評価されている。
木材をふんだんに使った、古き良き時代を感じさせる室内空間
車体左側面のドアから室内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが木材をふんだんに使った贅沢な作りの家具だ。内装も外観と同様に、古き良き時代のアメリカンモーターホームの雰囲気を漂わせる。内外装ともにミスティックの熟練職人によるメイドインジャパンで仕上げられているのも特筆すべき点だ。
全長5.3mという限られたスペースながら、ダイネット・キッチン・トイレ(マルチルーム)などが巧みにレイアウトされている。背の高いボディを活かして天井付近には収納スペースが数多く確保されているのもうれしい。
就寝スペースも充実しており、車体後部のベッドは常設のダブルサイズ。運転席上のバンクベッドも常設のダブルサイズとなる。さらにダイネット部分も1名用のベッドとして活用でき、最大5名が就寝できる構造だ。
デビューから10年以上のロングセラーが、2023年に大幅進化を遂げた
アンセイエのベース車両は、キャンピングカー専用設計のシャシーとして知られるトヨタ「カムロード」だ。リアはダブルタイヤ仕様となっており、全高のあるキャンピングカーでも高い安定感を発揮する。

デビューから10年以上が経過したロングセラーモデルであるアンセイエは、2023年に大幅なアップデートを実施。その後も時代の変化に合わせて細かく改良を重ねている。
現行モデルには、428Ahのサブバッテリー、2.5kWのインバーター、470W相当のソーラーパネル、家庭用エアコン、FFヒーターといった、他モデルでは通常オプション扱いとなる電気装備が標準で備わっている。価格は約1500万円。古き良きアメリカンなスタイルに最新のテクノロジーを詰め込んだ、究極のキャブコンモデルといえるだろう。







































