日常使いとアウトドアを両立する新発想の都市型キャンパー
老舗ビルダーのかーいんてりあ高橋(長野県長野市)が提案する「リラックスワゴン KAKUKAKU(カクカク)」は、トヨタ「ハイエース」の標準ボディをベースにした都市型キャンピングカーです。取り回しに優れたコンパクトな車体に、コンクリート風グレーやモルタル調のインダストリアルな内装を融合しています。本格的な電装や空調設備も標準装備した新発想の1台について、詳しくご紹介します。
都会の街並みに溶け込むサイズ感とインダストリアルな空間美
キャンピングカーといえば、居住空間の広さや装備の充実度を重視したワイドボディが主流になりがちだ。しかし、日本の道路事情、とくに道幅が狭く立体駐車場の高さ制限も厳しい都市部においては、その大きさがネックになることも少なくない。
そこで、老舗キャンピングカービルダーのかーいんてりあ高橋が、都内在住者や街乗りを兼ねたいユーザーに向けて新たに提案するのが、同社ラインアップでもっとも小型なモデルとなるリラックスワゴン KAKUKAKUだ。
ベース車両には、取り回しのよさとスタイリッシュさを両立したトヨタ ハイエースの標準ボディ(スーパーGL)を採用している。日常の買い物から週末のアウトドアまで、ストレスなく運転できるサイズ感が最大の魅力だ。
さらに特筆すべきは、細部にまでこだわった独特のインテリアデザインである。従来のキャンピングカーに多かった温かみのあるクラシックなウッド調とは一線を画し、あえて「インダストリアル(工業的)」な雰囲気に仕上げられている。そのカラーコーディネートには、以下の3つのポイントがある。
・コンクリート風グレーの化粧板:各部に配置され、クールで洗練された印象を与える。
・淡いウッドの天板:木目の主張をあえて控えめにし、全体を上品に調和させる。
・モルタル調のフロア:足元を無機質に引き締める、モダンな質感を採用。
このあえて無機質なカラーコーディネートには、ユーザー自身のカラーに染めて、自分だけの空間を育ててほしいというビルダーの想いが込められている。さらに、右側のスライドドアを開けると、お洒落なガレージなどでよく目にする合板(プライウッド)を使用した収納スペースが現れる。クルマやバイクのメンテナンス用具はもちろん、アウトドアギアを無造作に配置するだけでも絵になり、所有欲を満たすガレージ空間として機能する。

コンパクトな車体に凝縮された本格的な居住空間と就寝スペース
リラックスワゴン KAKUKAKUの特徴は、そのデザイン性だけではなく、コンパクトなボディのなかにキャンピングカーとして求められる高水準な機能性と快適装備が凝縮されている点だ。
車内中央には、1本足のテーブルを囲むようにコの字型で固めたダイネット(リビングスペース)を配置している。家族や仲間と自然に視線が交わり、会話が弾む団らんの空間を演出している。
さらに、夜間や休憩時のベッドモードへのアレンジも非常にシンプルだ。背面のクッションをセンターの隙間にはめ込むだけのイージーオペレーションで、またたく間にフラットで広々としたリラックスベッド空間へと展開できる。
電化製品をフル活用できる充実の電源システムと空調設備
電化製品をフル活用するために、以下のような最新の電源環境が標準装備されている。
・200Ahリチウムイオンバッテリー:大容量で安定した電力供給を実現。
・サブバッテリー昇圧走行充電システム:効率よく素早く電力を蓄える。
・フレキシブルソーラーパネル:太陽光による自立したクリーンな補電が可能。
・外部充電システム:オートキャンプ場やRVパークなどで外部電源を接続し直接給電・充電が可能。
これらの電源システムにくわえ、キャンピングカーの快適性をもっとも左右する空調面にも妥協がない。冬場の冷え込みをまたたく間に解消し、エンジン停止時でも車内を暖かく保つベバスト製のFFヒーターや、夏の猛暑でも家庭さながらに涼しく過ごせる壁掛けクーラーなどの快適装備を標準で装着している点も、このクルマの大きな魅力だ。

都会での扱いやすさとガレージライクな趣味性が融合したパッケージ
かーいんてりあ高橋のリラックスワゴン KAKUKAKUは、都市部での扱いやすさという「実用性」と、ガレージライクな「趣味性」、そして季節を問わず快適に過ごせる「機能性」を高次元で融合させたパッケージングとなっている。
無機質でモダンなこの空間をベースに、お気に入りのギアを並べるか、あるいは趣味の道具を詰め込むか。キャンピングカーの枠にとらわれず、自分らしいライフスタイルを表現できる頼もしいパートナーといえるだろう。
大型化・豪華装備化が進むキャンピングカー市場にあって、都市部での生活基盤を犠牲にしない「引き算の美学」を取り入れたこの1台。必要十分な機能と洗練されたデザインの融合は、身軽に、そしてスタイリッシュに車中泊を楽しみたい現代のユーザーにとって、まさに理想的な最適解となるはずだ。




























































