NUTSがフィアット「デュカト」ベースの人気バンコン「フォルトナ」に、内装を刷新した特別仕様「アーバンエディション」が登場
キャンピングカーのベース車両として、いま圧倒的なシェアを誇るのがフィアット「デュカト」だ。ジャパンキャンピングカーショー2026の会場でも、その存在感は際立っていた。今回はデュカトをベースとしたNUTSのバンコン「フォルトナ」から登場した、最新の特別仕様「アーバンエディション」を取材した。落ち着いた内装の魅力を紹介する。
フィアット「デュカト」をベースとしたNUTSのバンコン「フォルトナ」とは
ジャパンキャンピングカーショー2026の会場で目を引いたのが、大手ビルダーであるNUTSのブースだ。そこで発見したのが、NUTSがフィアット「デュカト」をベースにつくるバンコン「フォルトナ」の最新仕様、アーバンエディションだった。NUTSには同じデュカトをベースとした「ゼニア」というモデルもある。 ゼニアは全長約6.0mのロングボディ(L3H2)がベースとなっているのに対し、フォルトナは全長約5.4mの標準ボディ(L2H2)がベースとなっている。 街中でも扱いやすいサイズに仕上がっているのが特徴だ。
フォルトナのデビューは2023年のこと。今回登場したアーバンエディションは、これまでとは異なる素材やカラーを使った内装の特別仕様となる。ちなみに、 デュカトL2H2は全長5410mm、全幅2050mm、全高2525mmで、輸入されるデュカトでは最も小型のボディサイズとなる。

車内には側面スライドドアとリアの観音開きドアからアクセス可能
フォルトナの車内には、側面のスライドドアとリアのドアの双方からアクセスできる。早速、左側面のドアを開けて車内に入ってみる。 デュカトL2H2は室内高が1970mmあり、 天井をあまり気にすることなく、立ったまま車内を移動できる。ドアを入って正面に見えるのが大きなダイニングテーブルだ。 フォルトナにはシャワーやトイレを設置できるマルチルームを持つType Mと、その位置にクローゼットを配置したType Cの2種類のレイアウトが用意されている。 後方にはキッチンが備わり、その間を抜けると、後ろは昼間はテーブルとソファ、夜間は上下二段のベッドとなるスペースとなる。
デュカトのリアゲートは270度の観音開き大開口ドアとなっている。 つまりバンコン(バンコンバージョン。市販バンの内部を架装したキャンピングカー)であるフォルトナは、リアの観音開きドアからリアスペースへ直接出入りできる仕組みだ。ちなみに、電動昇降ベッドは日中、大容量のラゲッジスペースとなる。後部からアクセスできるのはかなり便利だ。
NUTS独自の高断熱構造や急速充電システムを採用
今回登場したアーバンエディションは、車内の雰囲気を一新した特別仕様だ。 内装のカラーコーディネートを刷新し、落ち着きと洗練を兼ね備えた空間へと生まれ変わった。従来の快適性はそのままに、よりスタイリッシュで都会的なインテリアデザインを採用している。 車体には ポリウール素材の断熱材と、ナッツオリジナルの高断熱コンポジットパネルの組み合わせによる断熱システムを採用し、高い断熱性を確保している。
さらに 200AhのリチウムイオンバッテリーとEVOLITE(エボライト)急速走行充電システムを標準装備する。 家庭用エアコンや電子レンジなどを快適に使用できる仕組みとなっている。気になる価格は1069万8000円からとのこと。標準で備わる装備が多く、高価なオプションをあまり必要としないオールインワンな1台であることを考えると、妥当な価格と言えるのではないだろうか。
デュカトという欧州生まれの実力派シャシーに、NUTSが日本のセンスと技術を注ぎ込んだフォルトナ。アーバンエディションは、その完成度をさらに高め、旅と日常をひと続きの時間として楽しみたいオーナーに寄り添う1台に仕上がっている。豪華さを誇示するのではなく、毎日を心地よく過ごすための器として車と向き合う。そんなオーナーの姿勢に応える懐の深さこそ、このモデルの真価である。






































