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FR至上主義はなぜ存在? 一定の走り好きからFF&4WDが否定されるワケ

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

かつては“手軽なFR”が多く存在した

 また近年は大半のクルマがFFになり、FRの選択肢が多いとはいえない状況である。ただし昔はドラテクを練習するのにピッタリな、手に入れやすく維持もさほど負担にならない“手軽なFR”が多くあった。かつては“手軽なFR”が多く存在した

 代表的な車種はAE86。今でこそ程度の良い中古車は当時の新車価格を軽く超えるが、25~30年前であればごく常識的な価格で入手できたし、チューニング済みですぐに走れるタマも多かったのだ。かつての手ごろなFR車として代表的なAE86

 ほかにもNA&NBロードスターや、少しサイズは大きいがS13系のシルビア&180SXなど、リーズナブルなFRでガンガン走り込んだ人たちにとっては、思い出の補正も含めFRこそウデを磨く最高の素材と考えるのも必然。かつての手ごろなFR車のひとつNAロードスター

 また先ほど「FFや4WDもテールスライドとカウンターは体験できる」と書いたが、ドリフト状態に持ち込む難易度はFRのほうがはるかに低いのも事実だ。つまりFFや4WDに比べ低速域でドリフトさせやすいため、焦らずに落ち着いてカウンターステアを当て、アクセルで立て直したりスライドを維持する練習ができる。そういった意味では現在もFRは唯一無二の存在といって間違いない。FRはFFや4WDに比べ低速域でドリフトさせやすい

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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