アウトドアで電気自動車は使えるの? 衝撃のピュアEV「トヨタbZ4X」「スバル・ソルテラ」の気になる中身 (1/2ページ)

アウトドアで電気自動車は使えるの? 衝撃のピュアEV「トヨタbZ4X」「スバル・ソルテラ」の気になる中身

この記事をまとめると

  • トヨタとスバルから注目の電気自動車SUVが発表
  • スバルにとっては初のグローバルEV車
  • 外観のほかにどのような違いがあるのか解説

見た目だけの違い? 気になる中身を解説

 いよいよBEVと呼ばれるピュアEVの世界に、トヨタとスバルが参入した。そう、トヨタbZ4Xとスバル・ソルテラである。この2台がこの先の自動車界の風雲児、大注目、注文殺到!? のライバル関係にある2台となることは間違いないだろう。

ボディサイズやバッテリーなどは共通

 まずはその2台の成り立ちについて。両車は新開発のe-TNGAの考え方に基づくBEV専用のプラットフォームを共用する、トヨタとスバルが共同開発した電気自動車だ。薄型大容量電池パックを床下平置きに配置することで低重心化をはかっていること、そして全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mmのボディサイズ、2850mmのホイールベースは共通である。

bZ4Xのシャシー

 フロントモーター出力150kW、リヤモーター出力80kW、最大出力150kW(2WD)、160 kW(4WD)も同様だろう。しかも、総電圧355V、総電力71.4kWhを誇るリチウムイオンバッテリーにもこだわりがあり、WLTCモードの一充電走行可能距離約500km(2WD)、460km(4WD)を実現するとともに、10年、24万km使用時の容量維持率を90%とすることで、これまでのBEVの弱点でもあったバッテリーの劣化を気にせず乗ることができるというのだ。大容量バッテリーながら、急速充電では約30分で80%の充電が可能だから、出先での充電時間も短くて済むという頼もしさもある。

bZ4Xのバッテリーなど

ルックスは両社の個性が光る!

 暗がりのなかで両車のシルエットだけを見比べれば、見分けがつかないのはもちろんだが、まず、両車の大きな違いはフロントフェイスにある。トヨタのbZ4Xはフロントバンパーレスのようにも見えるハンマーヘッドデザイン、スバルのソルテラはスバルならではのヘキサゴングリルをモチーフとしている。当然、LEDヘッドライトのデザインも別物である。

フロントマスク比較

 一方、サイドから見ると大きな違いはなく、真後ろから見てもリヤコンビランプの光らせ方がちょっと違う程度。エンブレムを確認しない限り、見分けはつかないだろう(ボディカラーの専用色は別として)。

bZ4Xとソルテラのサイドビュー比較

 bZ4XとソルテラはBEVであるとともにクロスオーバーSUVだ。ゆえに走破性にもぬかりはなく、スバル自慢のフォレスターやXVなどに搭載されるXモードに、新開発のGrip-Controlを追加し、両車に搭載。現時点で最低地上高は発表されていないが、悪路や雪道でも安心安全に走れる、十分な高さが確保されているはずである。

林道を走るソルテラ

インテリアの質感はトヨタに軍配か

 インテリアの先進感、上質感は両車共通のセールスポイントだ。しかしセンターコンソールあたりは共通デザインであるものの、インパネデザインは異なる。メーターとステアリングがそうで、特筆すべきはソルテラのステアリングが一般的な円形を採用。

ソルテラのインパネ

 それに対して、bZ4Xはなんと操縦桿を思わせる異形のワンモーショングリップステアリングが、ステアリングバイワイヤとともに装備されているのだ。インテリア、というか前席まわりの先進感では、bZ4Xが一歩リードしていることは間違いないところだ。

bZ4Xのインパネ

 同じボディサイズ、プラットフォームゆえに、前後席間距離1000mmの余裕ある後席居住空間を持つパッケージに両車の違いがあるはずもないが、先進車に不可欠な先進運転支援機能もまた、共通部分。そう、両車ともに、ステレオカメラのアイサイトではなく、トヨタ最新の単眼カメラによるトヨタセーフティセンスを搭載する。つまり、ソルテラにアイサイトは搭載されないということだ(記事公開時点。今後、ソルテラにアイサイトが搭載される可能性はないとは言えない)。

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