さすがのR35GT-Rでも初期型は怖い! 多少ムリしてでも高年式の中古を選ぶのが正解だった (1/2ページ)

さすがのR35GT-Rでも初期型は怖い! 多少ムリしてでも高年式の中古を選ぶのが正解だった

この記事をまとめると

  • 700万円の購入資金でまともなR35 GT-Rは手に入るのか?
  • 一部では生産終了がアナウンスされ相場が一気に100万円近く高騰
  • 安心も買うなら値が張っても高年式モデルを狙いたい

 

総額700万円ではどのようなモデルを手にすることができるのか⁉

 ここからが本題。今、R35を買うためには最低700万円の予算が必要だ。では実際に買うことを考えたシミュレーションしてみたい。まず、その価格でどのような個体か買えるのかといえば、年式は2007~2008年式の初期型、車齢でいえば14~15年落ちだ。以前は走行距離10万kmを超えている個体もちらほら見受けられたが、今はほとんどが7万km以内。安いものは動きが早いのかもしれない。ポテンシャルはいまだ一級品だし、チューニングやメンテナンスも確立されているので、維持してくことに大きな問題はない。2007年式の初期型GT-R

 ただ、タイヤ、ブレーキ関係の消耗品もデビュー当時よりも安くなったとはいえ、通常のクルマより何倍もするし、法定費用も保険代もバカにならない。欲をいえば購入後の整備費用として100万円はみておきたいところ。つまり維持はそれなりにハードルが高い。特別にR35GT-Rにこだわりがなく、興味本位で「一度は乗ってみたいなぁ」という程度なら、ほぼ同じ価格で買える新型フェアレディZのほうがランニングコストも安く、安心して乗れるのは間違いない。

新型フェアレディZ

不具合が出やすい初期型R35を買うなら記録簿の有無は重要

 実際に中古車販売店で初期型を購入するにあたってのチェックポイントは、まず大前提として初期型には不具合が出るポイントがいくつかあること。クルマ好きならご存じかと思うが、R35は2011年式モデルで一定の完成を迎えている(※そのため安心して乗るにはこれ以降のモデルが良い)。それ以前のモデルについては毎年、日産がその時点での持てる技術を駆使して作り上げ念入りにテストしてから販売されてはいるが、一般のユーザーが乗ることで起こりえる不具合までは検証しきれておらず、初期トラブルもあった。

 なにせ、日産において世界のスポーツカーと対峙するモデルはR35以前には存在しなかったわけで、前例のないもの生み出すには時間が必要だったのだろう。つまり、初期型(2007~2010年)においても、モデルが古いほどトラブルが出る可能性があることをまず頭に入れておいてほしい。

 最初に確認すべきは記録簿の有無。GT-Rの初期モデルはメーカーが実施したサービスキャンペーンやリコールが実施されており、後述するチェック部位もあるので、それらを確認するためにも記録簿は絶対にあったほうがいい。真っ先に販売店に記録簿があるかどうかを聞いて、メンテ歴を確認しておきたい。また、費用を少しでも抑えたいのならば、タイヤの残り山(R35は内減りするので下まで覗き込んで念入りに)やブレーキローターやパッドの残量はチェックすべきだ。判断しづらい部位も多いので、R35GT-Rに精通する仲間や知り合いと一緒にチェックするほうが、ハズレを引く可能性はより軽減するはずだ。記録簿のイメージ

エンジン始動後に足元から聞こえる「カラカラ」音が出ていたら要注意

 次に見ておくべきは超初期モデルでよく起こる「フライホイールハウジングのベアリング」のガタ。これはフライホイールハウジング内の支持ベアリングがスラスト(前後)方向にガタつくもの。そのままでも走行はできるが、酷くなるとクランクシャフト支持部やトランスミッションにも影響がおよぶ可能性がある。ガタは本体を降ろさないと判断はできないが、停止中のアイドリング時に足元から「カラカラ」と音が聞こえたら要注意。記録簿などがあれば交換履歴の有無はもちろん、実際にエンジンをかけさせてもらって確認しておきたい。症状を確認できる目安は5万km以上だ。R35GT-Rの駆動系

 また、トランスミッションはR35のアキレス腱的なポイント。不具合は2014年以降のモデルではほぼ解消し、今ではあまり耳にする機会は減ったが、初期型はトラブルが出るポイントがいくつかある。まずひとつ目はオイルシールで、一部が欠損してギヤチェンジができなくなる。その場合、ミッションを開けて部品を交換するしかない。

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