クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

ワークスチーム
share:

マニア度「最薄」のSTI! 「XVハイブリッドtS」がポップすぎる

投稿日:

TEXT: 井元貴幸  PHOTO: スバル/Auto Messe Web編集部

クルマに乗り込んだ瞬間から“アガる”インテリアが刺激的

 もちろんインテリアにも抜かりはなく、シートはブラックを基調としながらもサポート部分にオレンジとアイボリーをあしらうほか、ベースモデルには設定のないステンレスのサイドシルプレートにSTIのロゴが輝くなど、乗り込む瞬間からドライバーに走りの愉しさをもたらしてくれる。XVハイリッドtSのシート

 もちろん、シフトレバーやそのブーツにオレンジのステッチを取り入れているほか、パネルには専用の鋳物ブラック柄を採用。エアコンダイヤルリングにもイメージジカラーのオレンジが採用され、「tS」であることを主張する細かな演出が、オーナーの満足感を大きく高めてくれる。XVハイブリッドtSのインテリア

各種フレキシブル系パーツの装着などで走りも大幅に向上

 気になるXVハイブリッドtSの走りは、ベース車両に対してより“走りの愉しさ”や運転時の疲労軽減などの部分を昇華させたモデルとなっていた。具体的にはSTI独自のフレキシブルタワーバーやフレキシブルドロースティフナーを採用したほか、VM型レヴォーグSTIスポーツに装備された専用クランプスティフナー付き電動パワーステアリングや、専用セッティングのサスペンションを投入。これによりコンプリートカーらしい強靭でしなやかな走りをSUVモデルでも実現した。

 注目は吸音材などを使用せずに、サスペンションのセッティングだけで静粛性を向上したこと。ベース車両のXVハイブリッドは元々、当時のインプレッサシリーズの最上級モデルとして位置付けられていたが、そこからさらに走りの質感を重視したセッティングが施された。XVハイブリッドtSの走り

 その効果は路面のコンディションが目まぐるしく変化するようなシチュエーションでも、ベースモデルと比較して圧倒的な静粛性の高さに驚かされた。もちろんステアリングの切り始めからの応答性は格段に向上しており、コーナリングの途中でステアリングを切り足すといったこともなく、クロスオーバースタイルのSUVでありながらSTIらしい「運転がうまくなるクルマ」を体現していたと言える。専用のダンパーには減衰特性を最適化させた最新のバルブ機構を採用したほか、シェルケースの厚みをアップするなど、ベースモデルに対してセッティングだけじゃなく部品の設計そのものから変更されていた。

XVハイブリッドtSのシャーシチューニング

 XVハイブリッドtSは、STIの手により質感をさらに向上させるだけでなく走りの愉しさもプラス。STIのコンプリートカーとして異色の存在でありながらも、クルマを走らせればスポーティさになかにしなやかさも感じせるSTIチューニングの哲学をしっかりと体感できるモデルであった。

12
  • XVハイブリッドtSのインテリア
  • XVハイリッドtSのシート
  • XVハイブリッドtSのカスタムポイント
  • XVハイブリッドtSのリヤまわりのカスタムポイント
  • XVハイブリッドtSの走り
  • XVハイブリッドtSの走り
  • XVハイブリッドtSのフロントスタイル
  • XVハイブリッドtSのリヤスタイル
  • XVハイブリッドのフロントスタイル
  • XVハイブリッドtSのシャーシチューニング
すべて表示

 

 

 

 

 

 

ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS