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トヨタRAV4 PHV vs 三菱アウトランダーPHEV! アウトドア最強のSUVはドッチか徹底比較した

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 青山尚暉/Auto Messe Web編集部

急充電・モーター走行したい場合はアウトランダーPHEVに軍配が上がる

 両車の比較の最後は、PHEV、PHVならではの充電に関して。EV走行可能距離はアウトランダーPHEVがP・Gグレードで83km(実質約65~70km)、RAV4 PHVは95km(実質、約70~75km)となり、モーター走行が行える距離がより長いのはRAV4 PHVということになるが、それほど大きな差にはならない。トヨタRAV4 PHV

 PHEV、PHVは発電用のエンジンも備わるから、電欠の心配はガソリンが入っている限りはなく、仮にバッテリーが空になっても走り続けることができる、BEV(電気自動車)に対するメリットもあるのである。

 ただし、どうしてもしなくてはならないことはない充電方式は大きく異なる。RAV4 PHVはコストダウンの考え方もあって、家庭でも充電しやすい200V/100Vの普通充電のみに対応。満充電までの時間は200V/16Aで約5時間30分。100V/6Aで約33時間となる。後者はちょっと現実的ではないだろう……。

 つまり、高速道路のSA/PAなどにある、約30分で約80%の充電が可能な急速充電のスポットは利用できない。一方、アウトランダーPHEVは普通充電の200Vと急速充電に対応(ふたつの充電口を持つ)。三菱アウトランダーPHEV

 満充電まで200/15Aで約7.5時間だ。急速充電の場合は約38分で80%の充電が可能となる。バッテリーの負担は普通充電のほうが軽いと言われているものの、どちらも利用ができ、急いで充電し、モーター走行したい場合はアウトランダーPHEVに軍配が上がるとも言えるのだ(繰り返すが、PHV、PHEVは充電しなくても走れることは走れる)。

まとめ

 価格に関しては、アウトランダーPHEVの中間グレード、5人乗りも選べるお薦めのGが490万4900円。RAV4 PHVの中間グレードのG”Z”が499万円。差額は約8.5万円と大差はなし。あとはデザイン、EV走行可能距離、アウトドアやキャンプでの荷物積み込みやすさなどを勘案して選べばいい。正直言ってどちらを選んでも、日常からロングドライブ、そしてアウトドアやキャンプの様々なシーンで大満足できることは間違いないと思える。

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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