まるでモーゼの海割り状態! 煽るつもりはまったくないのに車線を譲られるクルマ6選 (2/2ページ)

職人かたぎがクルマにも滲み出てしまっている!?
「200系ハイエース」

 3台目は、荷物満載でどうしてそんなに飛ばせるの? と心配になってしまうことも多い、トヨタ・ハイエース。とくに、現場に急いで向かっているのであろう、お仕事仕様のハイエースが近づいてくると殺気を感じることすらありますよね。確かに、2.7L直4エンジン搭載モデルは160ps/243Nmのスペックを誇るので、いくら荷物満載でもその気になればかなり速く走れるのも納得です。それに加えてハイエースの運転席に座るとわかるように、ボンネットが視界にないことや、トラックなどと似たような感覚でハンドルを抱えるようなポジションになることで、「のんびり走る」「リラックスして走る」というイメージが頭から消え去ってしまうのも要因のひとつなのではないかと感じます。

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200系ハイエースの走り画像はこちら

 つまり、ハイエースに乗ると「仕事モード全開」に切り替わるという印象。世界中どこでも、過酷な使用環境に耐えられる設計で、もし壊れたとしてもすぐに手に入る部品、比較的簡単に直せる構造を貫いているハイエースは、まさに働く人たちの頼れる相棒と言えそうです。

スーパーカー見たさに喜び勇んで道を譲る
「ランボルギーニ」

 4台目は、デザインも遠くから見て高圧的ではあるのですが、それ以前に、どこからともなく「ブオオオン」という低音が響いてきて、「ん? なんだ?」と思っている間にどんどんその低音が近づき、怖くなって車線を譲ってしまうことが多いのがランボルギーニです。とくに、6.5LのV型12気筒エンジンから発せられる、官能的ですらあるアヴェンタドールSのエグゾーストノートは、「キタキタキター!」と聴いているこちらまでテンションが上がってしまうほど。これはもう、車線を塞いで邪魔したくないですから、むしろ喜んでさっさと譲ってしまいますよね。ランボルギーニ・アヴェンタドールの走り画像はこちら

 そんなランボルギーニも、内燃機関のみのモデルを発表するのは2022年がラストとのこと。その1モデルであるウラカン テクニカが先日日本でもお披露目され、5.2LのV10エンジンのサウンドを録音で聴いてきたのですが、生じゃなくてもシビレる音。これが公道で聴こえるようになれば、やはりモーゼ状態になること間違いなしです。

欧州スーパーカーよりレアで圧巻の存在感
「コルベット」

 5台目は、ここ1〜2年でもっとも譲られ率が高かった、8世代目にして初のミドシップレイアウトに生まれ変わった、シボレー・コルベット。1953年に初代が登場してから、アメリカンスーパースポーツの代名詞的存在として歴史を重ねてきたモデルです。50代から団塊世代くらいの男性にはとくに、ずっとコルベットに憧れてきたという人も多く、ミッドシップになってどう変わったのか、メディアでもかなり注目を集めました。

 その影響なのか、ゆっくりと走っているだけなのに、前を走るクルマが次々に車線を譲ってくれたと思ったら、こちらと並走しながらチラチラとコルベットの横や後ろをチェックしているドライバーの姿が多いこと多いこと。フルオープンモデルのときには、インテリアまで覗き込む人もいたほどでした。みなさん、まだなかなか実車が街なかを走っていないので、気になるのでしょうね。最新コルベットは車線を譲られるだけでなく、信号待ちでもどこでも「見られる」ことが多いクルマでもあります。シボレー・コルベットの走り画像はこちら

 ということで、同じように譲られ率の高いクルマでも、いろんなタイプがありましたね。譲られて困るということはあまりないとは思いますが、裏を返せば何もしていなくても周囲から高圧的に思われることの多いクルマだということ。そういうクルマを運転する時こそ、意識してより丁寧に、思いやりの心で運転したいものですね。