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バブル期盛り上がった「全日本ツーリングカー選手権」で活躍したマシンとは? 日産「スカイラインGT-R」以外の懐かしのマシンたち

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: 三菱自動車/Auto Messe Web

フォード・シエラ

 R32スカイラインGT-Rが投入されるまで、グループA最強と呼ばれていたのがフォード・シエラです。フォードの中型車シエラをベースに、コスワースがチューニングして誕生したシエラRSコスワースをベースに、グループA仕様が開発されました。

フォード・シエラの走り

 コスワースが仕立てた2.0L直列4気筒ターボエンジンは、ノーマルモデルと異なりDOHCヘッドを採用。グループA仕様で約340psを発生していたと言われています。全日本ツーリングカー選手権に参戦したのは、1987年からでした。

 さらに強化されたエボリューションモデルRS500も登場し、こちらをベースとしたグループA仕様は500psを発生していたと言われています。参戦を開始した1987年からGT-Rが投入される前シーズンである1989年までの3年間、マニュファクチャラータイトルはフォードが獲得していました。

トヨタ・スープラ(A70型)

 トヨタが全日本ツーリングカー選手権にワークスとして挑むにあたり、仕立ててきたのが70スープラでした。1987年に投入されるとデビューウィンを飾ります。3.0Lの直列6気筒DOHCターボエンジンは、グループA黎明期としては驚異的な380psを発生していたと言われています。

70スープラの走り

 1988年にはエボリューションモデルであるターボAを投入しますが、ターボ係数の規定変更により最低重量が引き上げられ、もともと苦しめられていた重量がさらに重たくなり苦戦してしまいます。1990年のGT-R登場とともに、ワークスとしての参戦は事実上取りやめてしまいました。途中での規定変更がなければ、GT-Rとの戦いが見れたかもしれません。

クラス1以外にも魅力的なマシンが多数参戦していた

 このように、クラス1には各社当時最強のスポーツモデルが投入されていました。そのほかクラス2にはBMW M3、クラス3にはホンダ・シビックやトヨタ・カローラが参戦。スカイラインGT-R以外にも、魅力的なマシンが多数参戦していたのです。そのほかのマシンの話は、また別の機会に。

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  • R31スカイラインのイメージ
  • グループAのレースシーン
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