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19歳大学生が50年代のVW「ビートル」を購入! カスタム車は好みさえ合えば旧車でもオトクに買えます

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TEXT: AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)  PHOTO: AMW 竹内耕太

コンディションの良いVWもカスタム車だと割安!?

 この1958年式ビートルは関西のカスタムVW愛好家が所有していた個体で、ボディはモール類など含めてストック状態をキープしてピカピカに仕上げ、足まわりはフロントが8インチのナロードビームを入れたショックレス、リアがアジャスタブル・スプリングプレートでローダウンしてある。

 近年のクラシックカー高騰の波はクラシックVWも例外ではなく、とくに50年代のモデルはビンテージ扱いで、おいそれと手の出せない相場になっている。ビートルで言えば1953~1957年式の「オーバルウインドウ」モデルで綺麗な個体だと500万円オーバーも珍しくなく、1958年式でも400~500万円はザラな状況だ。

 しかしカスタム車両の場合は、一般的には相場より安くなる傾向にある。オリジナル状態に戻すには多くのコストがかかるので、必要最低限のメンテナンスだけで販売されているカスタム車は、好みがマッチしている人にとっては非常にお買い得な物件となる。

 大空さんにとっての1958年式ビートルがまさしくそのケースだった。若者なので金額は伏せさせていただくが、頑張ってアルバイトして貯めていた軍資金を頭金にして、長年にわたり夢見ていたビートルのオーナーとなることができたのだった。

ビートルで通学する羨ましいキャンパスライフ

「もったいないと言われますが、大学への通学や買い物など、完全に生活の足として使ってます! 左ハンドルの不便さも楽しいです。今後はフロント、リアともにもう少し下げたいと考えていて、車高を下げたときに干渉する部分の対策をしていきたいですね。それと、ホイールやバンパーも変えていきたいです」

 大学生にして理想のスタイルのビートルを手に入れた大空さん。今は走り回るのが楽しくて仕方ないようだし、細かくイジっていくためにさらにアルバイトに明け暮れることだろう。交通安全と冬季の融雪剤に気をつけながら、クラシックカーライフを深めていってほしい。

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  • AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)
  • AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)
  • 田舎の大学院で古代インドのサンスクリット語を研究していた元・学者の卵。クルマ遊びにハマって中古車販売店で1年働いた後に出版業界へ。クルマやカルチャー系の雑誌のほか、翻訳書、人文書、地図帳、写真集など手がける。クラシック・フォルクスワーゲンが趣味の中核で、愛車は1963年式カルマンギア。数年前に都内から小田原へ移住し、賃貸ガレージハウスでリモートワークしつつ、箱根や伊豆のワインディングをのんびりドライブする日々。
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