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神奈川県警「ポルシェ912」パトカーのオーナーは元警官! 20年がかりのDIYレストアで蘇りました

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TEXT: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)  PHOTO: 近藤浩之

60年代に4台だけ作られた「ポルシェ912」ベースのパトロールカー

「日本旧軽車会」が主催する、新年第1弾のイベント「ニューイヤークラシックカーミーティングinキヤッセ羽生」が2023年1月8日に開催。参加資格は1946年から2000年までに生産されたクルマが基本で、今回のエントリーは170台となっていた。そのなかから、とくに目立っていたパトカー仕様のポルシェを紹介しよう。

解体の寸前で、往時の姿を知る現オーナーの手に

1960年代に当時の正規インポーター、三和(みつわ)自動車がポルシェ「912」をベースに製作した、4台のパトカー。そのなかの1台は1968年に神奈川県警に寄贈され、東名高速などで取り締まりに活躍し、1973年に走行距離15万5943kmでエンジン故障により退役となった。その後は26年にわたり警察学校のロビーに展示されていたが1999年に廃棄処分となり、ほかの3台(京都、愛知、静岡)と同様、鉄くずとなるハズだった。しかし奇跡的にレスキューされ、20年もの年月をかけてレストアされこの世に蘇ることとなった。

こんな内容のボードとともに912ベースのパトカーを展示していた、倉林高宏さん。倉林さんは元警察官で、警察学校に入ったときに、ロビーに展示されていたこのクルマを磨かされたこともあったそうだ。そのためこの912には愛着があり、貴重なクルマでもあるので、保存のため譲ってほしいと何度かお願いしたそうだが叶わず、解体行きとなってしまったという。そこから地道に交渉を続け、ついに倉林さんの手に渡ることになるだが、その状態はかなり悪いものだったという。

「ひどかったですね。錆もすごいし、ガソリンタンクが腐っていて、匂いもひどく、タイヤもつぶれて全然ダメな状態でした」

コツコツ自身の手でレストア

倉林さんは手に入れたパトカーの状態を見てレストアを決意するが、予算の関係もあり基本的には自分自身の手で作業を行うことにした。

「いろいろ相談したらボディは3000番の水ペーパーで磨けって言われて、それで汚れを落として、その後にポリッシャーをかけています。メッキの部分はボンスターで落として磨いています」

そのほか、さまざまな部分をコツコツと仕上げていったという倉林さんは、それと並行してパトカーとして不足しているパーツを集めることに。まず赤灯は前部が展示用に付け替えられており、後ろは欠品していたためヤフオクなどで複数購入し、当時の写真と照らし合わせ年式の近い消防用のものを装着。配線も切られていたためすべてやり直し、マイク用のアンプもオーバーホール。取り締まり用のメーターも作動するようにしたという。

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