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1台体制でナスカー・トラックシリーズにチャレンジする「HRE」のファクトリーに、なぜ6台の「タンドラ」? 2023年の新体制発表

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: Hattori Racing Enterprises

トラックシリーズタイトル獲得を目指す

アメリカで大人気のストックカーレースシリーズ「NASCAR(ナスカー)」の3大シリーズといえば、「CUP(カップ)」、「Xfinity(エクスフィニティ 旧ブッシュ・シリーズ)」、そして「Craftsman Trucks(トラック)」がある。ナスカー界で唯一となる日本人オーナー・チーム「Hattori Racing Enterprises(HRE)」は、トラックシリーズに長年参戦している。

テイラー・アンクラム選手が昨年に引き続き参戦

HREの服部茂章代表は、長年ナスカーやインディカーなどアメリカンモータースポーツに参戦を続けた後にこのチームを立ち上げ、ナスカーのトラックシリーズを中心に挑戦を続けている。2022年シーズンのHREはチームとして初のトヨタ・タンドラの2台体制を敷き、ドライバーも経験の少ない若手2人に入れ替えたことで、HREとしては2017年にシリーズ・フル参戦を開始。14度の勝利、2018年にシリーズタイトルを獲得しているが、昨シーズンは初めてプレイオフに残ることができなかったシーズンとなってしまっている。

2023年シーズンについても、引き続きトラックシリーズに参戦することを発表したHRE。その体制は、昨年16号車をドライブしたテイラー・アンクラム選手が、引き続き16号車のトヨタ・タンドラTRD Proで参戦することとなった。

そのメインスポンサーはLiuNA!(=Laborers’ International Union of North America/北米国際労働組合)。LiUNA!は今シーズンの全23戦のうち21戦で、このHREの16号車のメインスポンサーを務めることとなる。

シーズン開幕を控えた現在、ノースキャロライナ州シャーロットにあるHREのファクトリーでは6台ものHREのタンドラが並んでおり、そのいずれもLiuNA!のカラーリングが施されているが、オーバルのサイズやロードコースなどトラックの特徴に合わせて使用される車両が異なり、各戦に合わせてこれらの車両が投入されることとなる。

アンクラム選手は、カリフォルニア州サン・バーナディノ出身、2001年3月6日生まれの21歳。これまでトラックシリーズへ90戦出場し、ポールポジション1回(Circuit of the Americas/2019年)、優勝1回(Kentucky Speedway/2019年)、トップ5フィニッシュ9回、トップ10フィニッシュ32回を達成。HREに加わった2022年はポイントランキングで12位に終わっている。

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