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28歳、愛車は「路線バス」! あふれる情熱で「商用車ミーティング関東」を仲間とともに開催しちゃいました

28歳、愛車は「路線バス」! あふれる情熱で「商用車ミーティング関東」を仲間とともに開催しちゃいました

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: AMW 竹内耕太

全国どこでも走っていける「個人所有の自家用車」

八良さんの現在の愛車である富士重工の8Eは、購入時はフロントアクスル・キングピンの交換が必要な「故障車」であったが、この年代のモデルがどんどん減ってきている状況ということもあり、わずかな出会いのチャンスを逃すまいと購入に踏み切ったそう。

そして懸案の故障箇所の修理をはじめ、排気量6925cc、水冷4ストローク・直列6気筒OHVディーゼルのFE6EエンジンにはNox・PM減少装置を装着し国内全地域への排ガス規制適合化、高速道路走行適合化などの改善を加え、今では純粋な「個人所有の自家用車」として楽しんでいる。青いストライプの入った白いボディ、「千城バス」のロゴやフロントの「社章」も八良さんのオリジナル・デザインだ。

元・公共交通機関だけにコンプライアンスを徹底して楽しむ

少年時代から路線バスを愛車にしようと決めていた八良さん。社会人になってからは夢の実現に向けて大型二種免許を取得し、さらに運行管理者の国家資格も取得しているというから、そのバス愛はホンモノだ。ひと口に「個人が趣味の自家用車として古いバスを買う」といっても、中古の乗用車を買うことに比べると、そのハードルは高い。

「古い中古バスの価格自体は乗用車と大きく変わりませんが、昨今ではむしろコンプライアンス的なハードルが高いです」と語る八良さん。

「もともと公共交通機関であった路線バスを個人の愛車として楽しむからには、バスに関わる仕事に携わっている本職の方に迷惑をかけてはいけないと考えています」

という見上げた心がけで「バス趣味」を楽しんでいる八良さんのバス趣味人生に、幸多かれ。

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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