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日産新型「セレナe-POWER」はアウトドアにもオススメ! お座敷長はクラス最大の2150mmもあります

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 木村博道

セレナe-POWER初となるAC100V/1500Wコンセントが設定された

ふたつ目は、この6代目は初めてe-POWERモデル全車にAC100V/1500Wコンセントを用意したこと(前席とラゲッジルームの2カ所にメーカーオプション)。車内外(車外のテント内を含む)で1500Wまでのコーヒーメーカーや簡易電子レンジ、照明などの家電が使用可能。春夏のアウトドアでは車内用サーキュレーターや扇風機なども使えるし、寒い時期なら蓄電式電気毛布で暖を取り、充電式湯たんぽを暖められるなどのメリットが絶大なのである。なお、ノア&ヴォクシーにもAC100V/1500Wコンセントの用意はあるが、ステップワゴンには用意されない。

荷物の出し入れがしやすいデュアルバックドア

3つ目は、クラスでセレナだけとなっているテールゲートのリアウインドウ部分だけ開閉できるデュアルバックドアの存在だ。アウトドアフィールドにクルマを停め、ラゲッジルームの荷物を出し入れする際、いちいち大きなテールゲートを開ける面倒がなくアウトドアの荷物を取り出せる。それだけでなく、デュアルバックドアだけを開けて車内換気にも有効。害虫侵入防止ネットを張るにしても、テールゲート全体を開けるより効率的と言える。

デュアルバックドア

ライバルよりも充実した先進運転支援技術

そして+αのアウトドアに向くポイントが、高速道路走行におけるドライバーの運転ストレスを軽減してくれる、先進運転支援機能「プロパイロット」だ。ライバルのノア&ヴォクシーやステップワゴンにも同種の機能が満載されているものの、どうしてプロパイロットがアウトドアに向いているのか? アウトドアフィールドは多くの場合、家から遠いところにあり、高速道路を延々と走ってたどり着くのが一般的。つまり、アウトドアの楽しみ=長距離ドライブということになるが、休日の高速道路には渋滞もつきもの。

そんなとき、純正ナビゲーションと連動するプロパイロットは、ACC(アダプティブクルーズコントール)の基本機能である追従走行はもちろん、渋滞時の停止保持機能(約30秒保持/ステップワゴンは約3秒、ノア&ヴォクシーは約3分)、カーブ手前制御などのナビリンク機能を含む先進運転支援機能は大いに役立ってくれるのだ。運転に疲れず、アウトドアフィールドにたどり着けるのもまた、クルマとしてのアウトドア適性度と考えるべきだろう。

* * *

そうした3つ+αのポイントのすべてを満たしてくれるのが、新型セレナということになる。アウトドアシーンでセレナが似合うかどうかはともかく、とくに2-3列目席フラットアレンジ時の寝心地の良さ(お座敷としての居心地の良さも)、セレナe-POWER初のAC100V/1500Wコンセントの用意によって最高に快適で便利なアウトドアやキャンプ、車中泊を楽しませてくれることは間違いなしである。

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