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「アバルト595」が驚くほどなめらかな乗り味に! TEIN新発売サスペンションと「EDFC5」がもたらす別次元の走りとは

「アバルト595」が驚くほどなめらかな乗り味に! TEIN新発売サスペンションと「EDFC5」がもたらす別次元の走りとは

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 宮越孝政/TEIN

アバルト595で驚くほどなめらかなコーナリングが可能に

アバルト595でもEDFC5のジャーク制御は見事に機能していた。このクルマはフロントに重量物が集中していて、ノーズダイブが起きやすい。ブレーキを強く踏むとフロントがドカンと沈んでしまい、リアは浮き気味になって姿勢を乱すことが多いのだ。

ところがジャーク制御によって、サーキットでハードにブレーキを踏んでも、スッと減衰力が高まりノーズダイブに抵抗する。とくにベースとなる減衰力をやや高めておくと、そこからブレーキングに応じて減衰力が締め込まれるので、あっという間に瞬間的にフルハード近くまで減衰力が高まる。

そこから曲がろうとブレーキを弱めはじめる頃にはもう減衰力は抜かれていて、フロントサスはスムーズにストロークし、ステアリング操作に応じて路面を捉えてなめらかにコーナリングに移行できるのだ。

とくにアバルト595用サスペンションでは減衰力調整にともなう体感的な変化が大きい。ややベース値を締め込んでおけばサーキットでも不安ないほど引き締められる。ロールやノーズダイブが遅れて起きるような不安感はまったくなくなる。それでいて減衰力を弱めにしておけばノーマルよりも確実に乗り心地がよく、ドライブを楽しむことができるだろう。

* * *

FLEX Zは複筒式ならではのしなやかさで快適でありながら、スポーツな走りも楽しめる名作であると思うが、その性能をEDFC5が極めて高く引き上げてくれる。アバルト595についてはぜひサスペンションとEDFC5のセットで使いたいと思う仕上がりだった。

■「デモカー試乗」連載記事一覧はこちら

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  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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