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プレイオフ進出逃す! ナスカートラックレースでHREは13位でフィニッシュ

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: Hattori Racing Enterprises

レギュラーシーズンは終了し残り7戦

「NASCAR(ナスカー)」といえば、アメリカでもっとも人気のあるモータースポーツだ。その3大トップカテゴリー、「カップ」、「Xfinity(エクスフィニティ)」、「CRAFTSMAN Truck(トラック)」のひとつであるトラックシリーズに長年参戦しているのが、ナスカー界で唯一の日本人オーナーである服部茂章氏が率いる「Hattori Racing Enterprises(HRE)」である。2018年にはシリーズタイトルを獲得。その後も継続してこのトラックシリーズに参戦をしているチームだ。

プレイオフカットラインまでの71ポイント差を覆すには優勝しかない

2023シーズン、HREはチーム在籍2年目となる若手ドライバー、テイラー・アンクラム選手を起用し、ゼッケン16をつけるトヨタ「タンドラ」で参戦している。トラックシリーズは、7月29日(土)にバージニア州リッチモンドにあるリッチモンド・レースウェイで、レギュラーシーズン最終戦となる第16戦「Worldwide Express 250」を迎えた。

決勝を前にその前日の28日(金)午後5時5分から練習走行、そして午後5時35分から予選が開催された。リッチモンドも非常に暑く華氏100度(摂氏約38度)を超える気温の中で、トラックシリーズに参戦する全車が走行をスタートさせた。

練習走行では18番手のタイムを出した16号車は、比較的タイト(アンダーステア)な兆候を見せており、続く予選セッションでは38台中21番手のタイムを記録し、11列目イン側のグリッドを獲得した。

翌29日(土)の午後7時30分にスタートするはずだった決勝レースは、スタート直前に雷雲に覆われ落雷を避けるため、1時間遅れのスタートとなった。1周0.75マイルのショートオーバルであるリッチモンドのコース250周で争われる3ステージ制でのレースは、第1ステージが70周で、第2ステージも70周(140周目)でステージチェッカーが出される。そして各ステージチェッカー後リスタートまでセーフティカーが先導するステージコーションが設定されている。

スタートから中団のダンゴ状態からなかなか抜け出すことができないまま第1ステージを16位で終えた16号車は、続く第2ステージではトップ15以内で走行を重ねていたが、ステージ残り30周で出されたイエローコーションで他チームとは異なる戦略を採ってピットイン。タイヤ4本交換と給油を行ってレースに戻り、第2ステージを14位で走り終える。

ナスカートラックシリーズ

続く最終ステージを12番手からスタートした16号車だったが、最終ステージはイエローコーションが出ない展開が続く。ここでもトップ15以内で走行をしていた16号車だが、チームはニュータイヤで追い上げる作戦を採り、残り50周となったところでピットインさせる。このピット作業で周回遅れとなってしまうものの、16号車はハイペースでトップのマシンを抜き去り、同一周回に戻ることに成功した。しかしレース最終盤にペースが下がり、アンクラム選手は13位でフィニッシュ。HREは残念ながら2年連続でプレイオフ進出を逃す結果となった。

トラックシリーズは、これでレギュラーシーズンは終了し、残り7戦となる。トラックシリーズ次戦は8月11日(金)にインディアナ州インディアナポリスにあるルーカスオイル・インディアナポリスレースウェイパークで開催される。練習走行が午後3時30分から、そして午後4時05分から予選セッションとなり、決勝レース「TSport 200(200周/137マイル)」は午後9時にスタートする。

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