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「2キロ」のステーキに「58メートル」の十字架! 何でも「デカい」テキサス州の見どころ5選を紹介します【ルート66旅_23】

「2キロ」のステーキに「58メートル」の十字架! 何でも「デカい」テキサス州の見どころ5選を紹介します【ルート66旅_23】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

わざと「斜め」に建てられた巨大な給水塔

ジャイアント・クロスのすぐ東には、巨大な給水塔「ブリテンUSA」がある。サイズもさることながらここが名所となったのは大きく傾いた作りで、老朽化や地盤沈下が原因ではなく意図的に傾けて建てられたそうだ。

大型のガスステーションを建設しようとしたラルフ・ブリテンは、いかに自分の店を目立たせて集客につなげるかを考えた結果、近隣の街で巨大な給水塔を購入しグルームまで運び込み、足2本を地面から浮かせて「斜塔」を演出することに。彼の思惑は見事に当たって観光名所と化し、ビジネスは大成功を収めたという。しかし1968年に火事が起きて全焼してしまい、現在は草原にポツンと給水塔だけが佇んでいる。

インターステートの休憩所もむやみに大きい!

次は厳密にいうとルート66沿線ではなく、並行して走るインターステート40号線。日本の高速道路とは比較にならないほど簡素だけど、テキサスらしさを堪能できるレストエリアがあるのだ。

設備は小さなインフォメーション、そしてトイレと屋外のピクニックエリア程度。その割に建物がメチャメチャ大きく、いたるところにテキサスの象徴であるひとつ星「ローンスター」があしらわれている。

外壁から屋外のフェンスまでローンスターだらけで、独立独歩の気質が強いといわれるテキサス州の人々の、州に対する誇りと愛着をひしひしと感じる場所だ。

有刺鉄線専門の博物館はマニアならずとも必見

最後はマクリーンの「デビルズロープ・ミュージアム」を。デビルズロープとは俗にいう有刺鉄線のことで、建物は比較的こじんまりとしているものの、それだけで博物館を作ってしまう豪快さに感心する。さほど期待せずに入ってみたところ、いい意味で期待を大きく裏切られた。

年代や地域によって形状が異なる数々のコレクションに加え、鉄条網で作った馬車や建物などのアート作品も多々。入場は無料だしギフトショップもかなり充実しており、私がルート66を走る際は必ず立ち寄る場所になっている。

■「ルート66旅」連載記事一覧はこちら

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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