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「まるでコタツに収まった家族のように会話が弾む」自動車ライターを満足させたのはフィアット「ムルティプラ」でした【忘れじの車】

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TEXT: 西川 淳(NISHIKAWA Jun)  PHOTO: Stellantis N.V.

  • 独立した6人分のシートを備える
  • イタリア流の個性的なデザインを採用
  • 乗車定員6名で、前席3人+後席3人の前後2列とした配列
  • ムルティプラのイラスト図
  • フィアットの新しいMPVとして登場した
  • 全幅1875mmのワイドボディ
  • 醜いクルマとしてマニアの間では愛されているムルティプラ
  • 乗車定員6名で、前席3人+後席3人の前後2列とした配列
  • 乗車定員6名で、前席3人+後席3人の前後2列とした配列
  • 醜いクルマとしてマニアの間では愛されているムルティプラ

チャンスがあればもう一度運転したい

自動車メディアに長く携わっている業界関係者に、心に残っているクルマとの思い出を語ってもらいました。今回は、自動車ライター・西川 淳さんがフィアット「ムルティプラ」にまつわるストーリーをお送りします。

個性的でかっこいいイタリアンカー

イタリアのクルマは美しい。そういう思い込みがある。けれども本当に美しいスタイルのイタリアンカーって実は少ないと思う。その代わり実に個性的なカタチのモデルは多い。美人は三日で飽きるというけれど、イタリアンブランドのカーデザイナーはそれを知って確信犯的に“引っ掛かる”スタイルを世に送り出す。それゆえ多くの人には理解不能なデザインでも、熱狂的なファンが生まれる。それでいい。そうじゃなきゃ、これだけたくさんの自動車メーカーの存在する価値がないというものじゃないか。

私は今も「パンダクロス」と「ヌォーヴァチンク」を所有するフィアット好きだけれど、この2台にしたって決して美しいデザインではない。けれども個性的で実にかっこいい、と思って買った。そこが大事だ。人の評価なんて関係ない(おそらく筆者らヒョーロンカの意見も)。

20年前にイタリア旅行でレンタル

筆者にとって最も思い出深いイタリア車の1台、(新しい方の)フィアット「ムルティプラ」などはその最たるモデルだろう。前3人、後3人、今でもイタリアの田舎に行くとタクシーで見かけることがあるけれど、その機能性の高さはともかく、だからと言ってよくもまぁ、あれほどユニークなデザイン(内外装ともに!)にできたものだと、デビュー当時はかえって感心した。そのうえ、運転してみればルノー カングーも真っ青のドライバビリティを持ったクルマで、運転好きをもトリコにしたのだった。

運転して楽しいクルマであることがわかっていたので、イタリアでとあるドライブ旅行を企画した際、迷うことなくムルティプラをレンタルした。ちょうど20年前のことだった。

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