継続的に大規模なメンテナンスを受けている
RMサザビーズのミュンヘン・オークションに出品されたメルセデス・ベンツSLRマクラーレンは、2005年式の最も標準的なスペックを持つものだ。「シルバーアロー300SLレッド」の内装に、「クリスタル・ローリット・シルバー・メタリック」のボディカラー。
運転席はミディアムサイズ、助手席はラージサイズでオーダーされているのも大きな特徴といえる。最初のオーナーはデンマークに在住する人物で、2005年1月にこのモデルを入手。その後2016年には現在のオーナーの手にわたり、その後継続的に大規模なメンテナンスを受けている記録が残る。
たとえば2020年1月には左右両方の燃料タンクの交換を含む一連の作業が、また同年4月にはすべてのベルトやオイル、フィルターの交換、さらにはパワーステアリングポンプ、イグニッションコイル、エアコンシステムのオーバーホールも行われている。
参考までにオークション出品時の走行距離は2万7028km。RMサザビーズのエスティメートは25万~30万ユーロ(邦貨換算約4075万~4890万円)というものだったが、最終的な落札価格は24万6875ユーロ(同4020万円)というものだった。
ちなみに2003年当時の日本での新車価格は5775万円。メルセデス・ベンツSLRマクラーレンにプレミアムがつくまでには、まだしばらくの時間が必要ということなのだろうか。







































































