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エンジンブローのメルセデス「190E 2.5-16 Evo II DTM」が見事復活! 富士スピードウェイを全開走行しました

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 佐藤亮太(SATO Ryota)/奥村純一(OKUMURA Jyunichi)/佐藤正勝(SATO Masakatsu)

  • 内装も市販車の面影が残っている
  • バケットシートを装備
  • メーターの視認性は高い
  • ペダル類もレーシー
  • トランスミッションはマニュアル
  • ロールケージでドライバーを保護
  • ロールケージが効果的に張り巡らされている
  • ホイールはセンターロック
  • 市販スポーティグレードと同じデザインのホイール
  • ボンネットピンで外装を固定
  • チンスポイラーが追加されている
  • キルスイッチを装備
  • エンジンはコスワースが開発
  • リアウイングでダウンフォースを高めている
  • リアエンドのマフラーは2本出し
  • カラーリングは精悍のひと言
  • コスワースエンジンがいい音を奏でながら富士スピードウェイを疾走していた
  • カムカバーにメルセデス・ベンツの文字が入る
  • ここにBMW M3 DTMとアルファ ロメオ155DTMがいたら……なんて妄想をしてしまった
  • リアエンドのマフラーは2本出し
  • オーバーフェンダーを装備
  • エアロダイナミクスが追求されている
  • オーナーの諸井さん
  • 快音を響かせながらコースイン
  • DTMファンが熱心に撮影

ピットで注目を浴びていたホンモノのマシン

去る2023年10月29日に富士スピードウェイを会場として『POWER&TORQUE』という名のイベントが開催され、その中で箱車レーシングカーの走行枠が設けられました。『箱車の祭典2023』と銘打って実施された走行枠に参加していたメルセデス・ベンツ「190E 2.5-16 Evo II DTM」を紹介します。

箱車の祭典とは?

1990年までの純レーシングカーによるClass 1と、1990年までの市販車ベース車両によるClass 2が設定され、前者はGr.CカーやGCカーなど、後者はツーリングカー、TS、ワンメイク車両などが対象となった。

1990年の第13戦から投入されたマシンそのもの

Class 1にエントリーしたメルセデス・ベンツ 190E 2.5-16 Evo II DTMは、その車名にもあるようにDTM(Deutsche Tourenwagen Meisterschaft/ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦していたマシンで、1990年の第13戦、ニュルブルクリンクから投入された車両だ。この時代のツーリングカーレースは、当時主流となっていたグループA規定で行われていた。

1990年シーズンは途中からの参戦となったのでタイトルに届かなかったが、1991年シーズンは190E 2.5-16 Evo II DTMを擁するメルセデス・ベンツがマニュファクチャラータイトルを獲得。ドライバーの顔ぶれをさらに充実させた1992年シーズンは、ドライバーズ、マニュファクチャラーのダブルタイトルを獲得し、ドライバーズタイトルのワンツースリーを独占するという圧倒的な速さをみせた。

オーナーの諸井 猛さんによると、箱車の祭典で走らせたメルセデス・ベンツ 190E 2.5-16 Evo II DTMはエンジンが壊れた状態で10年ぐらい前に譲ってもらったらしく、2.5-16/ボア100mmで新しくパワーユニットを造ったものの、それがいまいちで、1回だけ走行して封印してしまったのだという。

その後、190EのEvoに強いショップがエンジンを持っていることが分かり、譲ってもらい、2年ぐらい前にレーシングエンジンを積むことになったそうだ。 箱車の祭典でメルセデス・ベンツ 190E 2.5-16 Evo II DTMを走らせた感想を諸井さんに伺ってみたら、このように話してくれた。

「朝の走行枠では、タイヤをはじめとする各部に熱が入りませんでした。2回目の走行で調子よくなりましたね。今回、さまざまなクルマが混走しましたが、みんながサーキットに慣れていれば安全で楽しいと思いました」

本物のドイツ・ツーリングカー選手権参戦車なので、走行時はもちろん、ピットでの作業風景までレーシーで、箱車の祭典につめかけたギャラリーたちはその迫力に圧倒されていた。DTMマシンは、なかなか見る機会がないので、今後もレーシングスピードで走り続けてほしいものだ。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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