クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CAR
  • アルファ ロメオ「スパイダー」とフィアット「124スパイダー」オーナーに朗報!「ピニンファリーナ・クラシケ」が開始されました
CAR
share:

アルファ ロメオ「スパイダー」とフィアット「124スパイダー」オーナーに朗報!「ピニンファリーナ・クラシケ」が開始されました

投稿日:

TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: Pininfarina

  • フィアット124スパイダーのデザイン
  • フィアット124スパイダーの製造工程
  • フィアット124スパイダーの製造工程
  • チシタリア 202
  • チシタリア 202のインテリア
  • 美しい佇まいのデュエット
  • アルファ  ロメオ デュエット
  • 当面、対象となるのは1966年から1982年までのフィアット124スパイダー
  • 当面、対象となるのは1982年から1985年までのピニンファリーナ・スパイダー・ヨーロッパとヴォルメックス
  • 1930年のピニンファリーナ コルソ トラパーニ デザイン
  • ピニンファリーナのクラフトマンシップ
  • ピニンファリーナの豊かな歴史的遺産を象徴する資料
  • ピニンファリーナのアーカイブに登録される
  • 今回、膨大なアーカイブが修復された
  • ピニンファリーナはバッティスタ・ピニン・ファリーナ氏によって1930年に創業された
  • セストリエーレの風景とデュエット
  • アルファ ロメオ デュエット

ピニンファリーナの“お墨付き”が与えられる

クラシックカー・ビジネスに、新たにイタリアの老舗カロッツェリアのピニンファリーナが参入することになりました。フェラーリの「レッドブック」はあまりに有名ですが、ピニンファリーナによって生産されたクラシックカーに特化した認証プログラム「ピニンファリーナ・クラシケ」が始まります。詳しくお伝えしましょう。

フェラーリは「レッドブック」で知られる

クラシックカーの人気。それは今もなお収まるところを知らない。中でもそのモデルを生産したメーカー自身が、それが正しく新車の状態を維持していることを証明し、さらには高水準でのレストアを施すビジネスは、ここ最近多くのメーカーが採用している。

その存在を最初に広く知らしめたのはフェラーリの「クラシケ」部門で、エンツォ・フェラーリの子息であるピエロ・フェラーリを代表とするフェラーリ・クラシケは、シャシーやエンジン、トランスミッションなどのナンバーが新車時とマッチングしているかどうかに始まり、ボディカラーや内装色など、さまざまな部分にまで厳しいチェックが入る。

そして正真正銘、それが新車生産時の状態に間違いないと認められると、通称「レッドブック」と呼ばれる認定書がカスタマーに贈られ、それは売買価格にさらなるバリューを生み出すのだ。同様のクラッシック部門は、長い伝統を持つスーパースポーツやプレミアムカーのブランドでは、もはや珍しい存在ではなくなった。

このクラシックカー・ビジネスに、新たにピニンファリーナが参入することになった。ピニンファリーナといえば、一時は多くのクライアントを持ち、常に純粋さ、エレガンス、そして革新という価値を自動車のデザインの中に体現してきたカロッツェリア。その作品の中で最もアイコニックなフェラーリは、ピニンファリーナの歴史を象徴する存在だったと評してもよいだろう。彼らはもちろんフェラーリに限らず、自動車業界の歴史に貢献してきた過去と遺産を大切に扱っている。

そして今回、膨大なアーカイブが修復されたことで、ピニンファリーナの豊かな歴史的遺産を象徴する資料にアクセスすることができるようになったのだという。

対象車は今後拡大していく

ピニンファリーナ・クラシケは、ピニンファリーナによって生産されたクラッシックカーに特化した認証プログラムだ。この新しいサービスは彼らが持つ歴史的アーカイブをカーオーナーやコレクターに提供するという取り組みから生まれたもので、以下の生産仕様がカスタマーの希望によって公開されるという。

・シャシーナンバー
・仕向地
・モデルおよびタイプコード
・外装色
・内装仕上げ
・カーマット
・ピニンファリーナからのデリバリー日
・その他、エンジン番号、ボディ番号など

当面対象とされるのは、1966年から1993年までのアルファロメオ・スパイダー、1966年から1982年までのフィアット124スパイダー、1982年から1985年までのピニンファリーナ・スパイダー・ヨーロッパとヴォルメックスなどとされているが、対象モデルは今後さらにほかのメーカーにも拡大されていく予定だという。

ちなみに認証に必要な費用は、1980年以降のモデルが300ユーロ、それ以前のモデルは400ユーロとなっており、別途証明書を郵送する経費(平均20ユーロ)が必要になる。認証に必要な画像等の情報など、詳しくはイタリアのピニンファリーナの本社まで。

すべて表示

 

 

 

 

 

ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS