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今や6億円間近となった「フェラーリ エンツォ」! 高額の理由はクラシケのレッドブック付きでした

今や6億円間近となった「フェラーリ エンツォ」! 高額の理由はクラシケのレッドブック付きでした

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: 2023 Courtesy of RM Sotheby's

エンツォは今も変わらぬ人気度

2023年8月17日〜19日、RMサザビーズがアメリカ・モントレーで開催したオークションにおいてフェラーリ「エンツォ」が出品された。今回はいくらで落札されたのか、同車について振り返りながらお伝えしよう。

F1マシンを意識したデザインとパフォーマンスが話題に

1997年にフェラーリがF50の生産を終了したとき、多くのフェラーリ・ファンの話題は、創立40周年を記念した「F40」、そして創立50周年を祝した「F50」に続くスペシャルモデルがいつ、どのような車名でデビューするのかに、早くも集中するようになった。

フェラーリの創立60周年は2007年であるから、それまでには10年近い時間が残されていたわけだが、フェラーリは2002年に東京で次期スペシャルモデルの原寸大モックアップ「FX」を公開。その約2カ月後には「フェラーリ エンツォ」というネーミングを公表するに至ったのである。

正式発表は同年9月のパリ・サロン。創業者の名前をそのまま車名とした新たなフェラーリのスペシャルモデルが、このショーでの主役の1台となったのは言うまでもないところだろう。

エンツォのボディデザインは、ピニンファリーナの奥山清行とそのチームによって描かれたもので、前作のF50よりもさらに、当時最新のF1マシンのモチーフを積極的に取り込むことで、デザイン的にも性能面でもその魅力を大きく高めたものといえる。

たとえば先端にプランシングホースのエンブレムが輝くノーズコーンは、もちろんF1マシンのそれにインスピレーションを得たものであるし、フロントウイングの造形も、見事にそれを具現化している。

走行中のダウンフォースは、その多くをボディ下のヴェンチュリートンネルで得る仕組みであるため、ボディ上面には過激なエアロデバイスは装着されず、リアに可動式のフラップを持つことや、無塗装のカーボン素材で成型されたディフューザーが、フェラーリ エンツォの潜在的なパフォーマンスを静かに物語るのみである。

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