日本車がベースのアメリカ仕様が多数参加するイベント
アメリカンスタイルのカスタムカーと聞いて、皆さんはどんな車両を思い浮かべますか? 大排気量のV8エンジンを搭載したマッスルカー。どんな悪路も突き進む無骨な4WD。日本車だけど、なにかが違う逆輸入車。それ以外にもローライダーやトラッキンなど、「アメリカンスタイル」という括りには、たくさんのジャンルが含まれています。今回は、展示車両だけではなく、内容も含めてアメリカナイズを意識したイベント、「第8回 ストリート インターナショナル in 九州」の模様を紹介します。
アメリカに憧れるクルマ好きが大集合
会場は、福岡県遠賀郡芦屋町にある芦屋海浜公園。場内には「アクアシアン」というレジャープール施設が併設されており、夏季はその利用者がたくさん来場する。この「第8回 ストリート インターナショナル in 九州」は2023年12月3日開催ということで、閑散期といわれる冬季にこの地域に人を集める意味でも大切な役割を果たしている印象だった。
もともとはアメリカンスタイルのカスタムカーを集めるイベントとして始まり、すでに8回目の開催を迎えた。これを楽しみに集まる参加者と来場者の多さがこのイベントへの期待感の表れであり、コロナ禍を乗り越えて継続開催し続ける主催者の意志も強く感じる。
このイベントの特徴は上記したように、「アメリカンスタイル」というカテゴリーの中で幅広いジャンルが対象。さらにその中でも、アメリカで日常に活用されている日本車を意識したいわゆるUSDMスタイル、あるいは、日本車をベースにアメリカナイズされたドレスアップやチューニングを目指した車両が多い。そのため会場では、ホンダ「シビック」、トヨタ「86」、日産「フェアレディZ」のような、アメリカでも販売されていた日本車の参加が目立っていた。