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昭和街道レーサー仕様のマツダ「サバンナRX−3」の走りは現役! チンスポ、オバフェン、跳ね上げマフラーの当時感満載カスタムです

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

跳ね上げマフラーが時代感満載

足まわりについては、フロントがAE86用カートリッジ式車高調キット改をセットし、低いスタイルを作りにくいリアサスについては、純正の板バネを逆付けし、さらに秘密の加工を施すことでローダウン化。他にも強化スタビ等もセットしているが、サスペンション系統におけるポイントは、FC3S「RX-7」用のキャリパーを流用加工で取り付けている点だという。

一方、エンジンについてはウェーバーφ45mmのブリッジポートのレーシング仕様として作り込んだ12A改を搭載。φ60mmマフラーから出る排気音は、ブリッジポートならではの力強いアイドリングを発揮。そこから踏み込むと、軽快な回転上昇とともに、周辺にロータリーサウンドが響き渡る。マフラーの形状も跳ね上げデュアル・ハス切りカット仕様が珍しく、とてもカッコ良いアレンジ形状だ。

昭和の街道レーサー感を高めるカラーリング

ボディはチンスポ、オバフェン、ダックテールの組み合わせによってレーサーとして仕上げたが、一方でGC時代の街道レーサーを彷彿させる仕上げとしてオリジナルカラーでアピール。赤黒のアレンジカラーは、スピード感あふれるレーシングラインをボディに描くことで昭和の街道レーサーとしての印象を高めている。

RX-3については、自分が満足できる仕様に達したので、これでひとまず完成。だから、次は自宅にあるもう1台のロータリー搭載車を2号機として製作する予定というから楽しみだ。また、機会があれば、そのクルマもぜひ取材させてもらいたい。ひとまずは、乞うご期待といった感じだ。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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