大阪オートメッセ2025にフォーミュラジムカーナが出展
インテックス大阪を会場に2025年2月7日(金)から9日(日)まで開催された大阪オートメッセ2025(OAM)。351社・630台もの多彩なジャンルのクルマが展示された会場では、さまざまなモータースポーツの車両も見どころでした。今回は、学生のためのジムカーナ大会「フォーミュラジムカーナ」の出展ブースと今年の見どころを解説します。
2025年はワンメイク車両がヴィッツからGR86へシフト
西日本最大級のモーターイベント、大阪オートメッセ2025(OAM)には、チューニングカーを筆頭にさまざまなジャンルの車両が集結。モータースポーツにおいても、国内最大級の人気を誇る「SUPER GT」の参戦車両や、ドリフトの人気シリーズ「フォーミュラドリフトジャパン」で活躍するモデルが“FDJゾーン”の各ブースに展示されていたが、そのなかで独特の存在感を放っていたのが、「フォーミュラジムカーナ(Formula Gymkhana)」のブースだと言えるだろう。
フォーミュラジムカーナは2023年にスタートした学生のためのジムカーナ大会で、イコールコンディションで運転技術を競うべく、マシンおよびタイヤともにワンメイクを採用。2024年まではトヨタ「ヴィッツ」が採用されていたが、2025年はトヨタGAZOOレーシングが提供する「GR86」のATモデルが採用されるほか、女子クラスでは日産の提供で「ノート オーラ NISMO」が採用されることとなった。
各地方の予選を勝ち上がった10校により決勝大会を行う
参加チームの条件は、文部科学省認定の学校に所属する自動車部またはそれに類する団体で、各地方で予選大会を勝ち上がった合計10校により決勝大会を開催。つまり、事実上の日本一の自動車部を決する大会となっているのだが、同ブースでは主力モデルのGR86のほか、昨年までのワンメイク車両となっていたトヨタ ヴィッツが展示されていた。
そのほか、ボードにはフォーミュラジムカーナの参戦校の集合写真が展示され、各学校の意気込みが書き込まれるなどにぎやかな雰囲気だ。
フォーミュラジムカーナは自動車メーカーにとってもリクルートの舞台となるなど、社会的な注目度が高まりつつあるなか、同ブースではフォーミュラジムカーナの説明が丁寧に行われていたことから、2025年の大会では参加台数の増加、そして、さらなる盛り上がりに注目したい。