アストンマーティンとジラール・ペルゴの188本限定の最新作が登場
2025年2月19日、アストンマーティンはスイスの高級時計ブランド「ジラール・ペルゴ」とコラボレーションした「ロレアート クロノグラフ アストンマーティン エディション」を発表しました。アストンマーティンのアイコニックなグリーンにインスピレーションを受け、虹色に輝くダイヤルは複雑な14の工程を経て仕立てられています。このモデルの詳細について紹介します。
ヴァルキリーにも使用したグレード5チタンを採用
2021年以来、アストンマーティンとジラール・ペルゴが共同で創り出してきた人気のタイムピース・コレクションの第6弾となる「ロレアート クロノグラフ アストンマーティン エディション」は、オーナーの感覚に豊かに訴えかけるタイムピースを創造したいと願う両社のコラボレーションから生まれた。188本限定となる。
アストンマーティンは、人の感情をオーケストラのように奏で揺さぶり突き動かすような、強烈で唯一無二のドライビングの実現を目指している。これにインスピレーションを得たロレアート クロノグラフ アストンマーティン エディションは、あらゆる要素が注目を奪うデザインとなっている。
アストンマーティンとグリーンのアイコニックな関係は、1922年にさかのぼる。当時、ドライバーは自国の色をまとってレースに臨んでいたが、アストンマーティンの場合、それは後にブリティッシュ・レーシンググリーンと名付けられることになる色だった。現在では、中核的なカラーパレットに用意されているアストンマーティンならではのグリーン系のカラーは9種存在する。
この腕時計はタイムピースのダイヤルをグリーンで彩ることで、アストンマーティンのアイデンティティを表現している。ジラール・ペルゴはアストンマーティンのブランドとレースの伝統に敬意を払いながら、そのパレットの虹色を帯びたグリーンを取り入れて独自のカラーを創り出した。ダイヤルの色は14の工程を要する、非常に時間のかかる精巧なプロセスを経て実現された。
「ヴァルキリー」にも使用されたグレード5チタンを活用することで、卓越した性能と優れたつけ心地には欠かすことのできない耐久性と精密性、快適性を兼ね備えた一品に仕上げている。ロレアートの伝統にのっとり、ケースとブレスレットはサテン仕上げとポリッシュ仕上げで魅力的なコントラストを生み出している。
アストンマーティンとの究極の融合
ジラール・ペルゴのCEOであるパトリック・プルニエ氏は、
「アストンマーティンとの最新コレクションの中核にある思想は、両社の専門分野の融合による創造でした。ここから、アストンマーティンにとって大切なグリーンの自動車用塗料をダイヤルに使用するという発想が生まれました。長く複雑なプロセスを要しますが、その結果を誇らしく思っています」
ロレアート クロノグラフ アストンマーティン エディションは、世界中のジラール・ペルゴ正規販売店で発売中だ。

AMWノミカタ
ジラール・ペルゴは、1791年にスイスで創業された老舗高級時計ブランドである。代表作であるロレアートは1975年に登場したスポーツラグジュアリーウォッチで、ベゼルと一体となった八角形のケースが特徴である。アストンマーティンとのコラボは2021年に始まり、最初の「ロレアート クロノグラフ アストンマーティン エディション」の文字盤はアストンマーティンのレーシングカーに着想を得た「クロスハッチパターン」が採用されている。2022年にはGP03300のキャリパーを搭載した同モデルが登場し、今回で第6弾となる。
文字盤は淡いグリーンで仕上げられるが、この美しい色合いは、ペイントをごく薄く15層に塗り重ね、さらに2回加熱処理を施すことで生まれるという。本文では触れられていないが時計の裏面にはアストンマーティンのロゴが刻まれている。オフィシャルホームページによれば価格は319万円(消費税込)。アストンマーティンファンにとっては気になるアイテムなのではないだろうか。





































