最高速の282km/hを記録するV8エンジンを搭載
エスプリはその後、S4でニューシェイプ2と呼ばれるマイナーチェンジを内外装に受けているが、ここで紹介する「V8」は、それをベースに3.5LのV型8気筒ツインターボエンジンを搭載したモデルだ。最高出力はついに355psにまで向上し、スポーツモデルには「GT」、ラグジュアリーモデルには「SE」のサブネームが与えられた。最高速の282km/h、0‐96km/h加速の4.1秒という公称データも、スーパースポーツとして十分に誇るべきものになったというのが正直な感想だろう。
マイアミオークションに出品されたエスプリV8は、2000年式のアメリカ仕様。ちなみにマグノリアレザーのインテリアにアズールブルーメタリックのボディカラーを組み合わせたものは、アメリカ仕様では8台が存在するのみだ。走行距離は5765マイル(約9224km)。リミテッドスリップデファレンシャルとAPレーシング製のブレーキシステムが装備されている。
一連のエスプリシリーズの中でも人気の高いV8ということで、RMサザビーズは7万5000ドル~12万5000ドル(邦貨換算約1120万円~1860万円)というエスティメート(推定落札価格)を提示したが、入札はそのレンジを超えてもさらに続き、最終的に15万1200ドル(邦貨換算約2255万円)での落札となった。ロータス エスプリもまた、これからそのクラシックの価値を注目していかなければならないモデルのひとつといえるのかもしれない。












































































