人生初の4輪脱輪でベストタイム抹消
迎えた予選。仲間内でコースへ出るタイミングやスリップストリームの使い合いなどを決めて、コースイン。計測1周目でキッチリとスリップストリームを使い、1分46秒678をマーク。「よっしゃ! ベストタイム大幅更新したぜ」と思いながらピットに戻るが、正式結果ではまさかの4輪脱輪でベストタイム抹消となっていた。人生初の経験である。
結果、セカンドベストとなる1分47秒673が適用され、エントリーしているシリーズクラス23台中20位、クラブマンクラスも含めた全体31台中23位という結果となった。なお、もしもベストタイムが抹消されていなかったら? というタラレバであるが、その場合はクラス全体ともに14位であった。前回の富士ラウンドもクラス14位だったため、現状の自分の実力はこのあたりなのかもしれない。
予選は悔しさが残ったが、目標としていたシングルフィニッシュが遠のいたこともあり……
「ま、あとはいっぱい抜くだけか」
と、肩の荷が下りた感覚で決勝に臨むことができた。
バトルも多く経験を得ることが出来た1戦
決勝ではオープニングラップで1台オーバーテイクすると、その後はレース中盤まで前を走る116号車をなかなか抜くことができず、もどかしい展開が続いた。ペースでは著者の方が速いため、追いつきノーズを覗かせることは簡単だったが、抜き切るまでにはいかない。レース折り返しとなる7周目の4コーナーのブレーキングでインに飛び込みオーバーテイクすることができた。
その後は、今回のタイヤの空気圧セットが正解だと感じることができた。
予選よりも気温が上がり、空気圧の変化が大きくなった決勝。これを見据えて筆者は低めの空気圧でスタートしたのだが、これがハマった。レース後半で空気圧の変化から挙動を乱しているライバルたちをオーバーテイクすることができた。
結果的にチェッカーを受ける時にはクラス17位、全体18位で戻ってくることができた。5台をオーバーテイクしたことになる。
正直、納得できる結果ではない。ただ、乗り方の次なるヒントが見つかったし、人生初の予選ベストタイム抹消も経験。バトルも多く経験を得ることができた1戦でもあった。今回の納得できない結果を無駄にしないように、6月にモビリティリゾートもてぎで開催されるラウンドに備えていく所存だ。
最後にご協力、応援して下さった皆様ありがとうございました! 次戦はより良い報告をできるように精進してまいります。




































